特集 2017/3/15(水)
錯覚が生むトリック

カップのサイズ次第で、コーヒーの味と香りは変わる!?

さまざまな風味と香りを持つコーヒーだけど、実は使うカップのサイズによって風味と香りの感じ方に影響があるみたい。コーヒーショップで注文するときや家で作るときに、役立つアイデアになるはず。

コーヒーカップの高さと奥行きで、味や香り、温度、さらにはコストパフォーマンスの感じ方にまで変化をもたらすと、女性のためのライフスタイル・オンラインサイト『Refinery 29』がレポートした。2017年3月に食べ物に関した消費者研究を定期刊行する『フード・クオリティー・アンド・プレファレンス』から出版される予定で、中国やコロンビア、イギリスで300人のコーヒー飲者を対象に行われた研究だそう。被験者は、芳香や苦味、濃さ、温度、カフェインレベルそして甘みの順に、サイズや厚さの異なる幅広い種類のカップを評価するといったもの。そして3国すべての協力者が、短くて小さいカップほど苦くて強い芳香と濃い風味を、広い奥行きのカップほど甘みのある味わいを期待する、という結果となったそう。

一方、価格になると、中国の参加者はサイズの大きさ関係なく同じ料金を払おうとし、それに反してコロンビアとイギリスの参加者は、カップの奥行きと高さが大きくなるほど高い料金を払おうとした。カップのサイズと料金のつながりは明白かもしれない。また小さなカップほど強い風味のコーヒーを期待するという考えは、家でドリンクを作るときの良いヒントになるはずだ。
 
「消費者の期待に沿うためにはコーヒーはしかるべきカップに注がれるべき、という今回の結果は、コーヒーを提供する人たちへの便利な発見になったはずだ」と研究は締めくくっている。ゲストにコーヒーをふるまうときの参考にしてみて!

original text: The Good Housekeeping Web team translation: Midori Oiwa photo : Getty Images

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