“レトロ・クール”こそ、ファッショニスタが目指すべき理想形
クロエ・セヴィニーが、私たちに古着への情熱を語ってくれた際(詳しくはコチラをチェック)、彼女は「ヴィンテージは政治的」だと証言した。実際、ファッション産業は世界で2番目に石油を使って汚染しており、もはや環境への影響を考えずにファッションを消費することは難しくなってきている。ステラ・マッカートニーはサステナブルなラグジュアリーを応援するため、古着サイトの「ザ・リアル・リアル(The RealReal)」と提携することを発表した。「循環型経済への参加は、地球にとって必要不可欠なことです」とステラは語った。また、「メルシー」のチーフディレクター、ヴァレリー・ジェルビは、「消費者たちは洋服のエコロジーな側面に次第に認識を深めています」と付け加えた。ヴィンテージアイテムを買うことは、このサステナブルな経済に参加すること、リサイクル、洋服に第2の人生を与えること、ゴミを減らすこと、水の使用を減らすことに繋がる。使い捨ての洋服や常に「もっと」というイデオロギーから飛び出すために、ヴィンテージは間違いなく大きな架け橋となるだろう。私たちにとって、明日のファッションの理想郷は、“レトロ・クール”となることなのだ。
インスタグラムには毎日、#vingtage 、#retoro といったハッシュタグ付きの投稿が6,000万以上ポストされている。
translation: ELIE INOUE
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