ワカメちゃんが語る、パリジェンヌ6つの真実
2016/09/08(木)
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Photo:Album/AFLO

パリジェンヌはモテよりもセックスアピールで狙い撃つ!

“モテる”という表現はもちろんあるけど、“モテ服”とか“モテるメイク”という言葉は聞かないし、女性誌の特集でも見かけない。その代わり、“セクシーに見えるには?”という特集は定期的に企画される。結局同じことかもしれないけど、男性一般の好みに媚びるのではなく、自分らしいセックスアピールを探し、意中の人を振り向かせようというわけ
パリジェンヌが“セクシーに見せる”ため、何に気をつけるかというと、下品にならないこと。その境界はデリケートで、いかにしてシックでありながらセクシーに見せるかが大問題。

まずは、シンプルであること。ボタンを3つくらい開けた白いシャツに黒いレザースカート、アクセサリーは胸の谷間に見え隠れするネックレスだけ、のようなイメージが良い例。“部分的セクシー”もハッとさせられる。先日、レストランに長袖、ひざ下丈のシルクワンピースの女性が入ってきた。デコルテでもないし一見“おとなしい”。ところが、振り返るとその背中が大きく割れていた。前と後のコントラストは、身体にピッタリのミニドレスより想像をかき立てられる。着物から見えるうなじと同じ効果?
そして見事な変身術。いつも殆ど素顔でジーンズでいる子が、目もとを強調したメイクにソワレで現れると、「これが同じ人!?」と、同性でもドキッとしてしまうもの。意中の人を振り向かせるためのメタモルフォーズこそがパリジェンヌの“モテ”の極技。コーディネートの最後には、デコルテやうなじ、手首に香水をつけて、さりげないセクシーのできあがり!

  • 長谷川たかこ/TAKAKO HASEGAWA
    フレンチカルチャーを発信する文筆家、翻訳家。国民的アニメ『サザエさん』の作者、長谷川町子氏の姪であり、ワカメちゃん(ときにはカツオ!)のモデルとなった人物。13歳のときに出会ったパリに恋をし、移住してからはパリ在住歴約25年。主宰を務めるウェブマガジン『フレンチ・コード』では、お気に入りの映画から旅情報、子育て日記を綴るブログ『長谷川たかこのパリのふつうの生活』を更新中。著書『ワカメちゃんがパリに住み続ける理由』(KKベストセラーズ)が好評発売中。

Text:TAKAKO HASEGAWA 

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