ニットのもつあらゆる可能性
カール ラガーフェルドはガブリエル シャネルの精神を受け継ぎ、春夏から秋冬まで、シーズンを通してニットウェアを取り入れ、ニットのあらゆる可能性を探究。例えば、ウールの太いリブ編みから薄手の繊細なジャージー、構築的なパターンから素朴な花の刺繍、パッド入りのショルダーラインからしなやかなラグランスリーブ、グラフィカルなストライプ柄からパールや天然石を縫い止めた装飾まで、イマジネーションを大きく広げ、カーディガンからイブニングドレスまでさまざまなワードローブを提案。
text:RUMI TOTOKI