ママは「思い切って海外出張へ!」
―父親と子どもが料理をしてのびのびしたんですか?
桑田:私も母親なので、すごくわかるんです。自分でやった方が早いし、危なっかしくて見てられないし、忙しいからから早くして欲しくてつい口を出し、手伝わせるのは後回しにしてしまう。でもそれでは、やる方も疲れますよね。父と子が、妻・母から“自立”するためには、女性側にも任せる勇気が必要なんだとわかりました。だから、私自身は「思い切って出張に行く! 海外でも!」と決めています(笑)。子どもと夫には、(家事を)任せないと責任感も生まれないですし。
―働く母親の負担軽減のためには、男性と子どもを参加させるためのテクニックも大事だということですね。
桑田:結果として、「子どもが積極的に配膳を手伝うにようになった」「お手伝いをすると役立つんだということがわかったらしく、お風呂掃除などを一緒にしてくれるようになりました」などの報告があり、嬉しかったです。お父様方には家事を家族のコミュニケーションの場として捉え、楽しみながら参加してもらいたいと思います。その姿を見て、子どもは育ちますから、きっといい影響となります。
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桑田美佐:日本テトラパック株式会社 コミュニケーション本部 エクスターナル・コミュニケーション&CSRプログラム マネージャー
2000年入社。CSRプログラムのマネージャーとして、家族全員が家事に積極的に参加することで女性のワークライフバランスを改善する“パック・ブリッジ・プロジェクト”を立ち上げる。2児のママ。特定非営利活動法人・全国女性会館協議会と連携し、全国各地で実施中。活動報告は、その他働くお母さんに役立つ情報とともにFacebookにて公開!
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Photo : Osamu Kurihara(4×5)