基本的に在職中の転職活動がおすすめ
運命の会社にポストの空きがいつ出るかは神のみぞ知るところ。転職理由が“忙しすぎる”というケースは特に、働きながら動くのは大変だとは思うけれど、それでもやはり在職中の転職活動の方が安全。無職になると貯蓄を食いつぶすしかなくなり、不安が表情や態度に出たり、企業側に足もとを見られて給与基準を低く設定されたりすることも。タイミングが悪くて転職活動が長期化すると、結局前職より条件の悪い会社に入らざるを得なくなるなんて悲劇もありえる。転職活動を通して、「もう少し今の会社で頑張ろう」という結論に至るケースもあるので、何とか我慢できるのであれば、早まらないほうがよさそう。
「後先を考えずに辞めてホームレスになり、当時のパートナーの家に転がりこんだ。その後、就職先が見つかり愛情が冷めてしまった際、感謝の意もあったので別れを告げることがなかなかできず、関係をダラダラと続けてしまった(Tさん/40代前半・アパレルPR・転職4回以上)」「転職先も決まっていないのに前職を辞めてしまったため、一時フリーター状態になってしまい、毎日飲みやクラブ通いを繰り返していたら貯蓄もなくなったうえ、体も壊した(Nさん/30代後半・会社員・転職2回)」
Text: YURICO YOSHINO Photo: Getty