リチャード・バートン&エリザベス・テイラー
共演作:『クレオパトラ』(1963)、『予期せぬ出来事』(1963)、『いそしぎ』(1965)、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(1966)、『じゃじゃ馬ならし』(1967)、『危険な旅路』(1967)、『離婚・男の場合 離婚・女の場合』(1973)
リチャード・バートンとエリザベス・テイラーの情熱的で伝説的なロマンスについてはご存知の通りだけど(彼らは2度結婚と離婚を繰り返している)、本当に注目すべきは2人の共演作だ。リストアップしているのは、恋仲や夫婦の役柄を演じているものだけだが、他にも彼らの共演作は数多い。『クレオパトラ』は2人が共演した最も有名な作品で、リズが魅惑的なクレオパトラを演じ、バートンは彼女の情人、マーク・アントニーという役どころだ。また、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』はピリピリとした結婚生活を中心に描いた映画で、この作品によりリズは2度目のオスカーを受けている。彼らの乱高下する激しい関係性が、スクリーン上での驚嘆すべきケミストリーを生み出していたと言える。
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Aflo, Gatty Images