セレブコラム 2017/8/25(金)
松崎健夫の映画ゼミ

全米で大ヒット! 『ワンダーウーマン』に女性が熱狂する5つの理由

これまで見てきた映画は約2万本! 『ZIP!』などで活躍中の映画評論家・松崎健夫さんが独自の視点で解説する「映画ゼミ」連載企画第6弾。今回は全米で大ヒット中の映画『ワンダーウーマン』について深堀します。

コミック原作なのに、アメリカでは女性客が50%超えに

1941年にコミックヒーローとして誕生した「ワンダーウーマン」。DCコミック初の女性ヒーローとして長年愛されてきたキャラクターが、今夏ついに実写映画化された。『ワンダーウーマン』(17)は公開されるやいなや、全世界で8億ドル(※)を稼ぎ出す大ヒットを記録。全世界を席巻している新時代の女性ヒーロー映画は、8月25日に満を持して日本に上陸する。
 
 ワンダーウーマンこと主人公・ダイアナを演じたガル・ガドットは、元ミス・イスラエルという経歴を持つ美貌の持ち主。『ワイルドスピード』シリーズでの活躍を経た彼女の人気も急上昇中で、本作は続編の製作も決定している。
 
この映画の特徴は、男女を問わず観客の支持を得ていること。アメリカの興行では、女性客のパーセンテージが50%を超えたことでも話題を呼んでいる(通常のアメコミヒーロー作品では、男性客が60%以上を占めている)。ではなぜこの映画は、女性客をそこまで魅力させているのだろうか?
 
今回の「映画ゼミ」では、映画『ワンダーウーマン』の背景にあるものを学んでみよう!

text: Takeo Matsuzaki photo: AFLO, GETTY IMAGES

  • 『ワンダーウーマン』
    女性だけが住むパラダイス島で生まれた“ワンダーウーマン”ことダイアナ(ガル・ガドット)は、アマゾン族のプリンセスとして育てられてきた。ある日、不時着したアメリカ人パイロットのスティーブ(クリス・パイン)を助けたことから、ダイアナは外の世界で大きな戦争が起きていることを知る。彼女は世界を救うためスティーブとともに故郷を後にし、禁断の外界で平和のために戦うのだが……。1941年に漫画のキャラクターとして誕生してから76年。初めての実写映画化となった『ワンダーウーマン』は、全世界で大ヒットを記録。また本作は、DCコミックのヒーローたちが活躍する連作<DCフィルムズ・ユニバース>の第3作としても製作されたという経緯がある。8月25日より、全国公開。

  • 松崎健夫(まつざき・たけお)
    映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。

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