腸から心身リフレッシュ! “停滞腸”によるお腹と心のモヤモヤを一掃しよう
2017/05/18(木)
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photo:GettyImages

お腹のモヤモヤは心のモヤモヤにも関係している?!

「腸は第2の脳」といわれるが、理由は脳に次いで2番目に神経細胞が多い臓器だから。腸は独自の判断で働くことができるうえに、他の臓器にも大きな影響力を持っている。つまり生命活動のメカニズムにおいては要といえる存在。それだけに腸を整えることは体全体を整えることになるというわけだ。

 一方、腸の機能は脳と連動していることもわかっている。たとえば旅に出たときや、生活環境が変わったときだけ便秘になってしまうという人は多い。ちょっとしたプレッシャーや一時的なストレスによって脳の視床下部にある自律神経が乱れると、腸の活動にも影響が及び、腸管運動がうまく働かなくなってしまうのだ。また、「腸に便やガスが溜ってお腹が張っているときは、その状態を脳に伝達するシステムも存在するのではないかと推察できます」と先生。つまり腸と脳は相互に連絡を取り合い、互いの機能を支えあっていると考えられるのだ。

 いずれにしても、腸を整えることは体全体を整えることにつながり、それはメンタル面にもいい影響を及ぼすのは確か。とりわけ女性の場合は、便秘が続くと肌が荒れたりお腹が出たりといった美容面でのダメージも大いに気になるところ。つねにお腹をスッキリ軽くしておくことで気持も上がり、毎日をハツラツと過ごせるのは明らかといえそう。そこで今日から始めたい、「溜めないための新習慣」を詳しくご紹介!

text:Shoko Matsuzawa

  • 松生恒夫(Tsuneo Matsuike)
    東京都立川市「松生クリニック」院長。医学博士。慈恵医科大学を卒業の後、松島病院大腸肛門病センター診療部長などを経て、現在のクリニックを開設。現在まで4万件以上の大腸内視鏡検査を手掛けてきた実績があり、便秘外来の第一人者としての信頼も厚い。腸の健康を守るための生活や食習慣に関する著書も多数。
    参考文献:『「排便力」をつけて便秘を治す本』(光文社)、『腸を温める食べ方』(青春出版社)
     
    松生クリニック
    http://matsuikeclinic.com/

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