2013/1/10(木)
グルメ・エディターズPICK和カフェでほっこりティータイム!
きなこや小豆、抹茶たっぷりの和スイーツに舌鼓を打ちながら、丁寧に淹れられたお茶をすする幸せ……。そんな“口福”をかみしめられる、和の情緒あふれる茶寮や和カフェで、心からほっこりと和みませんか?
古桑庵
自由が丘の喧騒から通りを抜けると、白臼を切り出した飛び石の先に趣のある古民家が顔をのぞかせる。桑の古材を使用した茶室、「古桑庵」だ。“こそうあん”という名前は、夏目漱石の長女・筆子の婿、小説家の松岡護氏がつけたとか。築90年の母屋と60年の離れの一部を茶室として提供したというが、堂々たる風格がその歴史を物語っている。茶房内に飾られている骨董品は、先々代の収集によるコレクション。「履物を脱いで、畳敷きの部屋でくつろいでいただきたい」と、現オーナーの中山勢都子さん。月ごとに変わるギャラリーの展示を楽しみに足繁く通う常連客も多いそう。
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古桑庵(KOSOAN)
東京都目黒区自由が丘1-24-23
tel. 03-3718-4203
営業時間/11:00~18:30
定休日/水
http://kosoan.co.jp/index.html
text : Akiko Kawagoe