Unir(ウニール) 京都御幸町店
スペシャルティコーヒーの“イロハ”が分かる専門店
コーヒー愛好家の多い街・京都で、高品質の豆にこだわり、ワインのように豆を農園や品種で選ぶ「スペシャルティコーヒー」の魅力を啓蒙した人気店。オーナーの山本尚さんは、その年に収穫されたコーヒー豆の中から最高品質を選ぶ国際コンテスト「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で審査員を務める人物だ。そのため、店頭にはコンテスト受賞豆を中心に、生産者から直接買い付け、長岡京市にある本店で焙煎した正に「スペシャル」な豆が揃う。1Fにはカフェも併設され、毎年競技会で入賞しているバリスタが淹れるエスプレッソやカプチーノのほか、アフォガードなどの絶品スイーツが味わえるのも魅力。もちろん、華麗なラテアートもお楽しみのひとつ。
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バリスタが誘う、「目からウロコ」のコーヒー体験
この日、カプチーノを淹れてくれたのはバリスタ中村真悟さん。競技会で上位入賞を果たしている敏腕スタッフのお一人。写真は、ピッチャーを使ってラテアートを描いているところ。また、コーヒーの抽出には、「フレンチプレスを使用しています」と中村さん。金属のフィルターで濾すため、コーヒーの旨味や油分まで抽出でき、豆本来の個性を引き出せるそう。一口いただくと、渋みのないふくよかな味わいにびっくり! 「コーヒー豆はフルーツなのだ」と、きっと誰もが納得するはず。
photo : Maki Arimoto text : Noriko Yamaguchi