心地良い眠りへと導く5つの食べ物
あなたが食べるものは、体型だけじゃなく睡眠にも影響を及ぼすって知ってる? 何を食べるかで、睡眠の長さも質も変わってくるみたい。
大豆
アミノ酸の一種、L-トリプトファンを豊富に含む大豆は、寝付きをよくする優秀食材のひとつ。L-トリプトファンは、脳神経を鎮めるセロトニンを作るのに欠かせない栄養素だ。「夕食にトリプトファンを含む食品を食べると、寝つきが良くなります」とグレンビル博士。「トリプトファンは、食事から得たタンパク質を分解してできるたくさんのアミノ酸のうちのひとつなのですが、アミノ酸同士が競合するため、トリプトファンのみをうまく脳に運ぶのは容易ではありません。栄養素を脳に運ぶ途中にある血液脳関門では、脳が必要とする物質だけが中に入ることを許されるのですが、トリプトファンはここを通過しにくい栄養素なんです。そこで、少しでも脳にトリプトファンを送るためには、タンパク質と炭水化物を同時に摂取し、血糖値を安定させるとよいでしょう。炭水化物を食べたときに放出されるインシュリンがほかのアミノ酸によって消費されて、トリプトファンが血液脳関門を通過しやすくなります」
トリプトファンは大豆に特に多く含まれている成分だが、鶏むね肉、サーモン、卵にも十分な量のトリプトファンが含まれている。これらの食品を毎日の食事に取り入れれば、必要量を摂取できるそう。なお、眠れないからといってお酒を飲むのは控えて! アルコールはトリプトファンの脳への伝達を遅らせるだけでなく、レム睡眠を妨げることもあるのだとか。
original text : Tracey Lattimore translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。