リオ五輪直前企画! ファッションで振り返るオリンピック名シーン9
いよいよ今週8月5日(金)にブラジルのリオ・デ・ジャネイロにて開幕するオリンピック&パラリンピック大会。世界一盛り上がるスポーツの祭典だけに、人々の記憶に残る名シーンは数知れず。そこで、過去30年ほどの大会のなかから、特に視覚的に忘れられないファッション的瞬間をエルオンラインが厳選!
1988年ソウル五輪
すべてが型破り! 人類最速女フローレンス・ジョイナー
オリンピックの歴史のなかで、フローレンス・ジョイナーほど個性的で奇抜なスタイルを見せつけてくれた人はいない。80年代半ばのスタイルは特に強烈で、短めながら大きく膨らませたアフロヘアと10cm以上伸ばしてクルリとカールを描いたネイルは、これがアスリートか!という禍々しさ。それが1986年のソウル大会ではかなり洗練され、ネイルも(それでも十分長いが)半分くらいの長さになり、髪もダイアナ・ロス風のセクシーなロングヘアに。レースによっては頭まですっぽり被るストレッチマンみたいなユニフォームを着ていて、これはこれで凄みがあった。ネイルは赤・紺・白の星条旗カラーに金を加えたオリンピック仕様。この大会で彼女は100m、200mの世界記録を作ったが、その記録がいまだに破られていないのには驚愕だ。
Photo: Aflo Text: Shiyo Yamashita