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ファッション・エディターCHIKAKO

BEST 1「クリストファー・ケイン」
2013年1月、PPR(「ステラ マッカートニー」「アレキサンダー・マックイーン」「サンローラン」「グッチ」などを抱えるフランス流通大手)が、その51%の株式を獲得したと発表された「クリストファー・ケイン」。よりグローバルなブランディングが期待される初のショーとあって、どう出るか注目されていましたが、期待を裏切らないパワーを感じました! お気に入りはこのルックで、モダンなカモフラージュに、キルトやスコティッシュニットなどスコットランド出身らしいデザイナーのバックグラウンドが反映されたシリーズがツボ。足元はメリージェーンで少しフレンチシックなスタイリングも好きです。モダンなカモフラに続いて提案されたベルベットのドレスやMRIのグラフィック柄、春夏から続くフラワーモチーフと、さまざまな顔を楽しむことができる全60ルックは圧巻です。
 
BEST 2「ピーター・ピロット」
ロンドンコレクションで楽しみにしていたメゾンのひとつが「ピーター・ピロット」。彼のシグネチャーでもあるプリントと幾何学的なシルエットは、秋冬はよりパワフルに! 16世紀のスペインの画家エル・グレコがインスピレーションという今回のコレクションは、絢爛でクラシカルな要素とモダンな要素のミックスが絶妙。個人的なベストルックはスペインのマタドールを彷彿とさせる1stルック。秋冬のキーカラーとして気になる赤を効かせたパンチのあるルック。華やかな刺しゅうが施されたボックスシルエットのジャケットはステートメントアイテムになりそうですが、個人的に秋冬ワードローブでリアルに活躍させたいのは、このスカート。エッジかつレトロなカラーブロックに、センタースリットがモードなセクシーガールを演出してくれそう。足元はヒールではなく、このルックのようにマニッシュなレースアップでマタドール風に決めたい!
 
BEST 3「ジョナサン サンダース」
ロンドンコレクションでキーワードとして気になったのは“セクシーなパワーウーマン”。「ジョナサン サンダース」が提案していたのは、まさにそれ。イギリスのマリリン・モンローと言われたダイアナ・ドースや、ヒッチコック作品に登場する女優たちがインスピレーション源というだけあって、男を惑わせて主導権を握りそうな(!?)力強くセクシーな女優スタイルが満載。なかでも個人的な偏愛ルックはモヘアを使ったジャケット&コートスタイル。きれいなスカイブルーのモヘアジャケットに、春夏から引き続き人気の下着風トップスにタイトスカートと、セクシーながらもパワーを感じられるスタイリング。カラーマスターと言われる彼が提案する、ウォーミィなカラーパレットも素敵。パテントレザーやビニールといった素材、レースアップなどセクシーな素材使いもパワーウーマン演出のカギですね!

「【ロンドン編】エディターの極私的ランキング2013-14FW」トップへ

Photo: IMAXTREE

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