ビューティ・チーフHIROMI
BEST 1「マルベリー」
マットスキン全盛のコレクションメイクのなか、久々に見た品のあるツヤ肌! さらに目尻から3分の2までに美しく引いた粘膜アイラインが美し~。チークやリップは色を抑え、このダークブラウンの目の際を効かせた上級メイク。襟元にボリュームのあるルックに合わせ、ダウンヘアの首回りとふわりとフロートさせて仕上げたヘアも技アリ! ラストルックのカーラたんもかわいいのですが、セカンドの美形マルサをチョイス。
BEST 2「ポール・スミス」
2013春夏ではマットオレンジの口元で目を引いたが、今季も注目はやはりリップ使い。シルキーなテクスチャーの単色トップスに、M・A・Cのチームがセレクトしたのはローズ味を帯びた赤リップ。マゼンタのリップライナーをリップカラーごとなじませて、グラデをつけたようなフィニッシュに。まるでタッピングしたかのようなタッチだけれど、しっかりと唇全体に色がのるテクニック、参考になりますわ。
BEST 3「クレメンツ・リベイロ」
ワンサイドパーツのバングスに一票。バックは編み込みにしてタイトにまとめ、後頭部から前髪をバサリとオンした風に。ラフな印象だけど、セミマットにきちんと作りこんだ肌は端正なトーンを失わず、むしろショートヘアを女っぽく見せている、このバランスに唸りました。
Photo: IMAXTREE