エディターズPICK
2015/09/14(月)

おしゃれ通が本音でランジェリー放談! 極上なランジェリーとは?

かつてパリFW会場界隈で出会い、交流を深めているヨーロッパ在住歴の長いファッショニスタ2名に、目からウロコのランジェリー事情をASK! スタイリスト三宅陽子さんと、デザイナーの村田明子さんに訊いた、下着から始まるモードなスタイルの作り方をお楽しみあれ!

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「ステラ マッカートニー」の2015秋冬ランジェリーコレクションより。

photo : courtesy of Stella McCartney via Instagram

ランジェリーが作れるデザイナーこそ本物!

Y:その点「ステラ マッカートニー」は、下着を含めて女性像が統一されているところがすごい。ウェアはソフトテーラードのかっちりしたジャケットを打ち出しながら、ランジェリーは繊細な乙女ジョークを効かせたコットン製というギャップがツボ! といいながらも、私はやっぱり「エレス」が好きだな。自宅のランジェリーを改めてチェックしてみたら「エレス」が多かった。次いで「ステラ マッカートニー」と「カルバン・クライン」、スタイリストで友人のヤスミン・エズラヒが手掛けるランジェリーかな。
 
A:今日本では「シスター」で売ってるね。ヤスミンのも透けてていいよね。

(左)ヤスミン・エズラヒのお店はパリの必須アドレス。(右)「メゾン キツネ」とのコラボレーションは一転してジェンダーレスなコレクションを展開。

photo : courtesy of Yasmine Eslami via Instagram

Y:でも彼女のレースは乳首のところがW使いになってるから大丈夫。襟ぐりが深くて鎖骨がきれいに見えるデザインが多いから好きです。彼女は「メゾン キツネ」とコラボしたりも。2年くらい前に「ミュベール」の青山店でもポップアップショップをやってましたね。あと今気になっているのは、ニコラ・フォルミケッティの友達のダフィネ・ジャヴィッチがデザインしている「テン アンディーズ」というブランド。
 

「テン アンディ―ズ」のデザイナー、ダフィネ・ジャヴィッチ自らが広告塔。

photo : courtesy of tenundies via Instagram

A:下着が作れるデザイナーは本物だと思う。あの面積で世界観を表現できるのは才能がある証拠。昔パリのフリーマーケットで見つけた「プラダ」のハイレグがすごかった! 絶妙な角度でうっすらとしたベージュにシルク素材。丸出しにはしない美学というか、知的なエレガンスが、ショーツ一枚でも漂ってくるという。すごいなって思いましたね。「クリスチャン ラクロワ」や「ニナ リッチ」も素敵。
 
Y:「ニナ リッチ」わかります! レースが上質なんですよね。新アーティスティック・ディレクターに就任した、パリ時代の学友、ギョーム・アンリに電話したいくらい。どんどん出してほしい!
 
A:「ニナ リッチ」は、アクセサリーとして着こなしたいランジェリーが多いですよね。「ラ ペルラ」や「シモーネ ペルラ」もそうなんですけど、買うときや着けるときに気分が上がるのがいい。レースの透け感のきわどさに、自分のフェミニン度が上昇するのが感じられて、うっとりしてしまうほど。
 
Y:わかる(笑)。

  • 村田明子さん:アントワープ王立芸術アカデミーファッション科を卒業。アカデミー在学中に「ヴィヴィアン・ウエストウッド」でインターンをはじめ、帰国後「エムエー デザビエ」をスタート。「ピーターピロット」のミューズとしてご意見番を務めるなど、親交の深いデザイナー多数。
    http://ma-deshabille.com/

  • 三宅陽子さん:ロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業後、パリで大学院IFMを修了。「バレンシアガ」や「ジバンシィ」でデザイナーとしてキャリアを積んだ後、『パープル』誌でスタイリストとして活動をスタート。現在、日本をベースに幅広く活躍中。

photo: KAORI UMEZAWA  special thanks to doll domination

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