エディターズPICK 2015/6/22(月)

ミラノの“it”デザイナーに10の質問

成熟した文化を誇り、卓越した職人の技術のもと、ファッションの中心地として栄えるミラノ。この土地でデザインをし、コレクションを発表するデザイナーたちは、今どんなことを考えている? インスピレーションが湧いてくる瞬間や、息抜きにしているお気に入りのレストランまで、そのデザインを支える10項目をアンケート。

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上段左から ミラノファッションの中心地でもあるモンテナポレオーネ通り、15-16FWコレクションのシューズ“ウィッチ”
下段左から ルーフトップバー「Ceresio 7」 、カフェ&ベーカリー「Pandenus」、ヴェスプッチ通りにある「Petit」

Photo : GETTY IMAGES, Courtesy of ceresio7, giuseppezanottiworld, pandenus, petitbistro via instagram

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「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン」創業者、デザイナー

ジュゼッペ・ザノッティ

Q1. ミラノは、あなたにとってどんな街ですか? どんなところに惹かれますか?
A. ミラノはイタリアファッションの中心です。そしてミラノの素敵な点は、型にはまらない見どころがたくさん隠れている点です。
ブレラ天文台やボタニカルガーデンなど、訪れるべき文化的施設が多々あり、また日々増えています。
 
Q2.ミラノモードを体現するファッションアイコンを教えてください。
A. アンナ・デル・ロッソはレジェンドであり、この街を体現しているファッションアイコンの一人だと思います。
 
Q3. インスピレーションを刺激される、ミラノのおすすめアートスポットを教えてください。
A. モンテナポレオーネ通りに面したパレスです。この2階に、ブランドのショールームがあります。
15世紀の雰囲気を醸し出すこのパレスはメルティ伯爵家の所有物であり、彼らは400年以上に渡り住み続けています。また、ここはナポレオン・ボナパルト皇帝の拠点でもあります。それゆえ、目の前の道が“モンテナポレオーネ通り”と名付けられました。 

Q4. 美味しいミラノ料理を堪能できる、とっておきのレストランを教えてください。
A. 名店である「Il Baretto al Baglioni」や、ミラノで一番のルーフトップバーである「Ceresio 7」、洗練されたハイレベルなイタリアンを提供する「Il Luogo di Aimo e Nadia」は外せません。
トスカーナ料理を出す「Bice」「Boeucc」もよく利用します。
ヴェスプッチ通りにある「Petit」や、ラルゴ・ラ・フォッパにある「Pandenus」は、シークレットかつファッショナブルなフードスポットです。
ロマンティックな場所をお探しなら「GIACOMO BISTROT」、街のノイズを避けられる秘密の場所「Il Salumaio di Montenapoleone」も外せません。
 
Q5. ミラノ滞在中に行くべき、おすすめスポットを教えてください。
A. 何をしたいかによります!
たとえば、街の中心であるドゥオーモ(大聖堂)のテラスで見る朝日はエキサイティングです。
美味しい朝食とひとときのコーヒーブレイクを楽しみたいなら「Caffè Cova」がおすすめです。
そして、せめて一晩だけでも「ブルガリ ホテル」に泊まることをおすすめします!
 
Q6. 15-16FWコレクションから、お気に入りのルックと、その理由を教えてください。
A. フレイミングされたシェイプと、ブラッククリスタルが特徴的な“ウィッチ”。
クラシックなエレガンスと、イノベーションの対比なる要素が盛り込まれていて、お気に入りのペアです。(日本未発売)
 
Q7. クリエーションのテーマは、どんなときに思い浮かびますか?
A. これといった特定のタイミングはありません。
クリエーションのテーマはどこにでも溢れていて、毎日のように受け取る膨大なインフォメーションから影響を受けます。
なぜ私がたくさんのスタイルを作り続けられるかと言うと、色々な場面に出会わした女性たちを想像するためです。コレクションを創り上げることは、映画を作ることや、自分の好きなミュージックリストのコンピレーションを作ることに似ています。
 
Q8. 一日の中で一番好きな時間はいつですか?
A. 仕事を終えて自宅に帰ったとき!
 
Q9. これナシじゃ生きていけない、「実は○○アディクト」な何か、はありますか?
A. 自分の想像力、独創性です。このエネルギーがパワフルな人生を方向づけてくれます。
クレイジーなことが大好きで、そんな自分自身のクレイジーさがクリエーションには欠かせません。クレイジーでハイなテンションになれることが喜びだし、そんな時にクリエーションのテーマが生まれます。
 
Q10. あなたが考える、「素敵な女性の条件」は何ですか?
A. 特別な条件はないと思います。素敵な女性になりたいと心がけることで、エレガントな仕草や凛とした姿勢が生まれると思います。

  • ジュゼッペ・ザノッティ(Giuseppe Zanotti)

    イタリア中部のサン・マウロ・パスコリ出身。伝統的な靴作りの街、リミニのほど近くで育ち、幼い頃からその世界に魅了される。フリーランスの靴デザイナーとしてキャリアをスタートさせ、1990年に自身のアトリエを持つ。1994年にNYの「プラザホテル」でファーストコレクションを発表。その後マドンナやビヨンセといったセレブからも人気を集める。2000年に初の旗艦店をミラノにオープンし、現在世界中に約100のショップを構えている。
     
    >> 「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン」公式サイト

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