エディターズPICK 2015/6/22(月)

ミラノの“it”デザイナーに10の質問

成熟した文化を誇り、卓越した職人の技術のもと、ファッションの中心地として栄えるミラノ。この土地でデザインをし、コレクションを発表するデザイナーたちは、今どんなことを考えている? インスピレーションが湧いてくる瞬間や、息抜きにしているお気に入りのレストランまで、そのデザインを支える10項目をアンケート。

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写真左から 「ブルガリ ホテル」、「サントーニ」の工房、白スリッポンをチョイスしたのはモデルのカンデラ・ノヴェンブレ(Candela Novembre)

Photo : GETTY IMAGES, courtesy of bulgarihotels, santoniofficial via instagram

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「サントーニ」CEO、デザイナー

ジュゼッペ・サントーニ

Q1. 美味しい料理を堪能できる、とっておきのレストランを教えてください。
A. 「GIACOMO BISTROT」の特別な雰囲気が好きです。
見た目も美しい料理が、温かく心地の良い空間で提供されるお店です。
 
Q2. ミラノコレクション期間中の定宿はありますか?
A. 「ホテル ブルガリ」
友人がオーナーをしているので、その縁も有り頻繁に訪れます。
フレンドリーでオープンでありながら、質の高い生活を感じることのできる、数少ないホテルだと思います。
外のカフェに座って会話を楽しむこともありますよ。
 
Q3. 今回のコレクションのテーマを教えてください。
A. 2015-16秋冬コレクションは、1970年代のエキセントリックで官能的な情熱への賛同を表しています。
 
Q4. クリエーションのテーマは、どんなときに思い浮かびますか?
A. それは、デザインプロセスと関係があります。
私は若いデザインチームと親密に働いていて、彼らが必要とすることを取り入れようとしています。
そこから、現代的なデザインと、タイムレスなエレガンスとの融合が生まれます。
インスピレーションは何からでも得られることが出来て、日常の些細なことからもインスパイアされています。
私は美を追求し、独創的で慣例にとらわれないアイデアを生み出すことに魅惑されています。
 
Q5. 仕事のうえで、大事にしていることを教えてください。
A. 常に新しいことを成し遂げようと考えることです。
わたしはとても大望のある人間であり、いつも何かにチャレンジしたいと思っています。
自分の仕事をベストにすること、高いレベルの仕事をし続けること。
これが私のフィロソフィーです。
 
Q6. 幸せを感じる時間はいつですか?
A. 家族と自宅でくつろいでいるとき。
 
Q7. 毎日チェックするウェブサイトはありますか?
A. 「The Economist‎」と、そのライフスタイルマガジン「More Intelligent Life」
それから「MR PORTER」もとても美しいセレクションだと思います。
 
Q8. これナシじゃ生きていけない、「実は○○アディクト」な何か、はありますか?
A. 靴以外であれば、時計、速い車、美味しいイタリアンフード、そしてイタリアの伝統的なデザイン。
 
Q9. 尊敬している作品、クリエーターを教えてください
A. 革新的でありながら、自身の強いアイデンティティをもち、高いレベルの仕事をし続けるブランドやデザイナーを称賛しています。
特に「エルメス」がとても好きで、このブランドは私が求めているすべての要素を持っていると思います。
クオリティ(品質)、パーフェクション(完全性)、タイムレスエレガンス、そしてユニークネス(独自性)。
 
Q10. あなたが考える、「素敵な女性の条件」は何ですか?
A. 洗練されていて、少しアイロニー(皮肉的)で、素敵なシューズを身に着けている女性!

  • ジュゼッペ・サントーニ(Giuseppe Santoni)

    1975年に誕生したイタリア発のシューズブランド「サントーニ」。創業者のアンドレア・サントーニの息子、ジュゼッペ・サントーニは21歳で同ブランドのCEOに就任し、以後デザイナーとしても会社を支える。
     
    >> 「サントーニ」公式サイト

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