エディターズPICK 2015/6/22(月)

ミラノの“it”デザイナーに10の質問

成熟した文化を誇り、卓越した職人の技術のもと、ファッションの中心地として栄えるミラノ。この土地でデザインをし、コレクションを発表するデザイナーたちは、今どんなことを考えている? インスピレーションが湧いてくる瞬間や、息抜きにしているお気に入りのレストランまで、そのデザインを支える10項目をアンケート。

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左から時計回りに ナヴィリオ地区の風景、イアリア初のローヴィーガンレストラン「Mantra Raw Vegan」、オリジナルのスウェットも可愛いホテル「メゾン ボレラ」、「10 Corso Como」

Photo : GETTY IMAGES, courtesy of maisonborella, mantrarawvegan, 10corsocomo via instagram

4/10

「コスチューム ナショナル」創業者、デザイナー

エンニョ・カパサ

Q1. ミラノは、あなたにとってどんな街ですか? どんなところに惹かれますか?
A. 今、ミラノでは新しいエナジーを感じることができます。
例えば、ミラノ万博に、ポルタ・ヌォーバのエリア、「プラダ財団」の新展示場、「ジョルジオ アルマーニ」の文化複合施設「アルマーニ / シーロス」などが、ポジティブなバイブをミラノにもたらしてくれています。
 
Q2. インスピレーションを刺激される、ミラノのおすすめアートスポットを教えてください。
A. 美しい運河が眺められる、ナヴィリオ地区の雰囲気が好きです。
それから若い人であふれているブレラの街もお気に入りですし、センピオーネ公園ではとても綺麗な植物を見ることができます。
 
Q3. 美味しい料理を堪能できる、とっておきのレストランを教えてください。
A. 「28 POSTI」「Terrazza Triennale」「Mantra Raw Vegan」「BJÖRK SWEDISH BRASSERIE」「Langosteria Bistrot 10」
 
Q4. ミラノ滞在中に行くべき、おすすめスポットを教えてください。
A. まずはミラノ万博。ファッション関係なら、「コスチューム ナショナル」のストアや、セレクトショップの「10 Corso Como」
アート関係なら、ミラノ・トリエンナーレに、ブレラ美術館や、ミラノ20世紀美術館。現代アート パビリオン(PAC)もおすすめです。
また、ドゥオーモ(大聖堂)のテラスや、パラッツォ・レアーレ(王宮)も外せません。
 
Q5. ミラノコレクション期間中の定宿はありますか?
A. ミラノ中心部の歴史的なガッレリア(アーケード)にある「セブン スターズ ガレリア」
「ブルガリ ホテル」「グランド ホテル エ デ ミラン」のほか、「フォーシーズンズ ホテル ミラノ」も定番です。ナヴィリオ運河沿いに新しくできた、スタイリッシュでエレガントな「メゾン ボレラ」も。
 
Q6. クリエーションのテーマは、どんなときに思い浮かびますか?
A. 多くは直感と感情からスタートします。そしてスケッチを始め、そして徐々に私のビジョンに命が吹き込まれていきます。

Q7. 仕事のうえで、大事にしていることを教えてください。
A. 私の仕事は仕事以上の意味を持っていて、私の情熱です。そしてゴールは、それをコレクションの中に生かしていくことです。
クリエーションは日常生活の一部で、私の常に周りのものにアンテナを張っています。それらは、私にインスピレーションを与えてくれるのです。
 
Q8. 一日の中で一番好きな時間はいつですか?
A. 夜
 
Q9. 尊敬している作品、クリエーターを教えてください。
A. クリスチャン・ディオールや、イヴ・サンローラン、川久保玲、山本耀司など、ファッション史を変えたデザイナーたち。

Q10. あなたが考える、「素敵な女性の条件」は何ですか?
A. コンテンポラリーかつ、しっかりしたパーソナリティーを持っいて、好奇心旺盛。
何がモダンで、何が洗練されているかを判断する、鋭い感性を持っている。
キーワードは、エッジィ、シック、モダン。

  • エンニョ・カパサ(Ennio Capasa)

    南イタリアのレッツェ生まれ。1982年にミラノの美術大学を卒業後、「ヨウジヤマモト」のアシスタントとして2年間過ごした東京へ単身渡日。1986年イタリアへ帰国すると、同年に兄のカルロと「コスチューム ナショナル」を創設。彼の美意識の特徴である、ミニマル、シック、ロックンロールなスタイルは“エッジー・シック”とも評され、90年代のファッションに革命をもたらした。建築、アートの愛好家である彼は、映画や演劇、コンテンポラリーアート、ミュージックとのコラボレーションも行っている。
     
    >> 「コスチューム ナショナル」公式サイト

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