エル・エディターのOKINI
2016/12/11(日)
エル・エディターのOKINI by YOKO.M

プチプレゼントにぴったり。水で落ちるキュートなネイル+「逃げ恥」の話

エディターが私的に夢中になっているものなどをリアルな目線でお伝えする、デイリー連載OKINI。今回は、二児の母であるエディターYokoが娘用に買ったネイルの素晴らしさと、大ブーム中のあのドラマについて語ります。

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3/5

第10話はここからスタート。原作で伝説となったあの疾走シーンが見られるかと思うと、仕事が手につきまへん。(C)TBS

【その1】現代のDT男子の定義を考え直させられるのがイイ!

これだけブームになっている背景には、ガッキーのかわいさもさることながら、35年間女性経験ナシという設定の星野源演じる津崎平匡が、女子のハート(特に30代)に突き刺さったからでありました。メガネ男子萌えという単純なものではなく、いわゆる一般的なイメージとして、高齢童貞=恋愛よりも二次元が好きなヲタ=気持ち悪い、というステレオタイプを覆す、「全然恋できます!」な清潔感のある童貞(DT)であること。「フレッドペリー」や「ラコステ」をさらりと着こなし、そこそこいい家に、おしゃれに住んでるいわゆるスーパーハイブリット草食男子ってやつで、今の時代にデフォルトに存在するのです。30代女子の大半は、こんな男子のことが一度や二度は好きになって、でも自分から誘わないと全く進展がなくて、やきもきして諦めちゃった経験、あるはず。(ちなみに20代はそんな男子を当たり前のように受け入れている世代なので、、そこに対してのやきもき感はないと見受けられる)ドラマは、そんな「何考えてるかわかんない」男子の頭のなかをのぞくようで、過去に夢破れた、平匡系男子との恋愛を思い出して、キュンキュンする。
 
第7話で平匡がみくりを拒絶する回(「そういうことしてもいいんですよ」とみくりから誘ってみるが、平匡がDTだけにビビって逃げちゃうシーン)、まわりの反応が揃いも揃って「平匡、なにやってんだよ!」と怒ってました。でも、星野源さん本人がラジオで言ってましたが、それはどこかで「男は誘いを断らないもの」「女には恥かかせちゃならないもの」という男女のレッテルを貼っているのではないかと。もしこれが男女逆だったら、女側・みくりが拒否しても誰も怒りにはならないでしょう、と。男子だと情けないになっちゃう行為も、女子だったらかわいそうとか奥ゆかしいとかになっちゃう、このジェンダー差別が面白い。

  • Illustration:Daichi Miura

    YOKO.M/副編集長。恋ダンスといえば、先日小3の娘の同級生10人集めて恋ダンスをパート別に踊らせてがっつり編集したビデオを作り、海外へお引越しするクラスメイトへプレゼントしました。総監督を務めて達成感でいっぱい。

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