30代で家を建てよう! 谷尻 誠の家づくり 【part.5】
「30代で家を建てたい」と切に願うエル・オンライン世代に朗報! 住宅や商業施設の設計のみならず、インテリアデザインやイベントなどで縦横無尽に活躍中の建築家、谷尻 誠さんが手掛けた18軒の住宅を紹介する『ML30s』(10月7日発売)より、30代で家を建てるためのヒントを5回にわたって特別に公開。最終回は、敷地のハンディを魅力に変えた「登り窯の家」編をお届け。
階段に沿って空気が流れる4フロア構造
構造設計は、サポーズデザインオフィスとよく仕事している名和研二さん。頂上の平地に重機を置き、コンクリートで土留めをつくって鉄骨をはね出す方法を採用。構造部分を小さくしてコストを抑え、同じ繰り返しで4層をつくった。上から寝室、ダイニングキッチン、リビング、個室。移動するときも、また部屋からも、フロアごとに異なるアングルで景色を楽しめる。階段に沿って空気が流れ、風もよく通る。斜面の可能性をうまく引き出した省エネ型ビューハウスだ。
下から2層目に配したリビングにはテラスが連続。開口部の中央から出入りできる(写真上)。リビングからダイニングを見上げた様子。床と屋根のレベル差でできた隙間から、視線が抜ける(写真下)。
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谷尻さんがアンサー! 家づくりのQ&A
谷尻 誠さん率いるサポーズデザインオフィスに住宅の設計をお願いするには、どんな心の準備をしておけばよいのか? 谷尻さんに率直な質問をASK!
Q : 苦手な施主のタイプはありますか?
A : 特にありません。強いて言えば、「お金はある。すべて任せるからやってみて」という人でしょうか。“離れたところ”に立っているお施主さんとは、盛り上がらないですよね。おもしろいものができません。僕はお施主さんと「こんなことやってみましょうよ」と、いわば“共犯関係”になって、一緒に新しいものにチャレンジしていきたいといつも思っています。お施主さんと一緒に何かをたくらんでいきたい。
photo : Toshiyuki Yano
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『ML30s(エムエル・サーティーズ)』 vol.2
日々の暮らしをもっと豊かにするためにも「住宅」は30代で建てたいもの。住宅誌『モダンリビング』の別冊『ML30s(エムエル・サーティーズ)』では、建築家の枠を超えて国内外で幅広く活躍する谷尻 誠さんが手掛けた住宅18軒の実例をご紹介。谷尻さん流の「ワクワクする家の発想法」ほか、今すぐ行動を起こすための家づくりのヒントが満載!
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