「実はメモ人間なの！」

セシリア・ボンストロムさん／「ザディグ エ ヴォルテール」クリエイティブディレクター

■Q1 愛用手帳のブランド名、今年それを選んだ決め手や理由は？
愛用の手帳は「エルメス」のもの。約10年程同じものを使っています。購入の際は長く使えるようなクラシックで不変的なデザインのものが良い、という明確な希望があったのだけど、「エルメス」があまり量産しない、オリジナリティのあるものを時々出していたので、世界中のありとあらゆるエルメスブティックで、“自分だけ”の手帳を見つけるために長いこと探したわ。配色があるものが欲しいな、と思ってて。最終的にフランス、ノルマンディー地方のドーヴィルのお店で、外側がボルドー、内側が赤紫がかったローズピンクのものを見つけたの。開く度に私を上機嫌にさせてくれる手帳よ。
 
■Q2 具体的なお気に入りポイントは？　どんな風に使ってる？
この手帳が大好きなのは、生活の全てがここに詰まっているから。実は私は何でもメモする人間なの！　そして移動中にメモしたことを研究してみたり、読み返したりするのがとても好き。毎朝当日の予定を確認するために手帳を開き、そして毎晩全ての予定をこなしたか確認するの。翌日の予定を正確に知ると、安心できる。iPhoneがあるにも関わらず、必要な電話番号は全てここに書いてあるし。それから全ての支出についても同様に、ここに書き留めています。
 
■Q3 ちなみにペンにもこだわりはある？
ペンはいつも「モンブラン」。手帳と同じく、常に高品質で不変的なデザインを求めているから。と同時に、いつも旅行中にホテルでもらったペンも愛用しているわ。最近では夏休みを過ごしたサン・バース（セント・バーセルミー）島の「ル・セレーノ・ホテル」でもらったものがそう。ペンが楽しかった思い出を呼び起こしてくれるの。
 
■Q4 来年の手帳の予定は？
見開きで1週間の予定が一度に見える「グローブトロッター」のレフィルを新年度用に交換するだけで、2014年も同じ手帳を使うつもり。後は「エルメス」に行って、中に私のイニシャルを入れてもらうだけかな……。