新セクシー女優、オリヴィア・ワイルド独占インタビュー
『トロン:レガシー』で世界的に有名になり、その後、イタリア皇太子も虜にしたセクシーさと、高度な演技力を両立させる女優として佳作にでずっぱりのオリヴィア・ワイルドが挑戦したのは、ミステリアスで危うい不倫女子。皇太子との離婚を経て、ジェイソン・サダイキスとの子を出産後に公開となったこの作品で、見事妖艶な姿で戻ってきた彼女の独占インタビューを公開!
人は恋愛に突き動かされてお互いを傷つけ合う
―今回演じた女性はどんな女性でしたか?
オリヴィア・ワイルド(以下オリヴィア): アンナは、リーアム演じるマイケルの弟子のようなもの。マイケルは有名な小説家で、同じライターとして刺激を受け、尊敬し、数年来知り合っているうちに関係を深めていくの。アンナ自身も個人的にいくつも問題を抱えていることが分かってくるんだけど、マイケルと恋におち、彼の虜になり、次第に真剣な交際を求めるようになるのよ。
―アンナを演じるのは楽しかった?
オリヴィア: 楽しんだとは言えないわね。アンナのような人間には実際にはなりたくない。傷ついて、痛々しい役柄だから。でも演技という意味ではとても面白くて、暗い内容の取材をしたり、たくさんの準備をしなければならなかったことは楽しめていたかもしれない。すごく良い勉強になった。でもやっぱり明るい役では決してなかったわね。とにかく脚本が素晴らしいし、よく練られた役どころだったから、演じ甲斐はあったわ。
―脚本を読んだときの感想は?
オリヴィア: 初めて読んで、すぐに脚本を好きになったの。話の階層を完全に理解するのと、抜けがないか確認のために、続けて2回読んだんだけど、3つのエピソードが切なく、興味深い形で絡み合うにつれて、「第三者」がもたらす美しい超自然的な現象が、ドラマというジャンルを超えて、ストーリーにスリラーやミステリーの要素も与えているわ。
登場人物が本当に複雑で、それぞれの苦悩も面白い。男、女、子どもでさえも、誰もがみな悩み傷つき、愛に突き動かされてはお互いを傷つけあう。素晴らしい作品は登場人物に特長があるの。
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『サード・パーソン』
アカデミー賞監督ポール・ハギスが主役級俳優ばかりを集め、NY、ローマ、パリの3つの街を舞台に3組の男女が織りなす、愛、信頼、そして裏切りを描く物語。監督・脚本・製作/ポール・ハギス
出演/リーアム・ニーソン、オリヴィア・ワイルド、エイドリアン・ブロディ、ミラ・クニス、ジェームズ・フランコ、キム・ベイシンガー、モラン・アティアス
配給/プレシディオ、東京テアトル
公式サイト/http://third-person.jp/2014年6月20日(金)~、TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー