インタビュー 2017/6/28(水)

注目度No.1若手映画俳優、高杉真宙が見せるハタチの肖像

今もっとも成長目覚ましく、本当の意味での“若手”俳優のなかで最注目株とされる高杉真宙。カンヌ出品作『散歩する侵略者』でも重要な役を演じた彼の新たな主演映画か完成。インタビューとファッションシューティングに応じてくれた。

CMで見せる好青年キャラからは想像もできない表情を見せ、映画『渇き。』では、数カットながら大きなインパクトを残した高杉真宙。作品ごとにまるで違う顔になり、今年から来年にかけての出演作数はなんと13本。そのなかの一本『逆光の頃』は、オタク少年役で新境地を開拓した『ぼんとリンちゃん』の小林啓一監督と再び組んだ主演作で、京都に生まれ育ったごく普通の男の子、孝豊を実に瑞々しく演じている。20歳になり、美しさにも演技力にもますます磨きがかかってきた。いま最も目が離せない俳優だ。

  • 『逆光の頃』
     
    京都で生まれ育った17歳の孝豊(高杉真宙)は高校2年生。伝承工芸の職人である父(田中壮太郎)と小料理屋を営む姉(佐津川愛美)と暮らす彼はどこにでもいそうな普通の男の子。バンドをやっている同級生の公平(清水尋也)が早々と自分の進路を決めたことに動揺したり、幼馴染のみこと(葵わかな)に淡い恋心を抱いたり、そのことでからかわれ、不良の小島(金子大地)と喧嘩したり。京都の街並みを背景に一人の少年の思春期ならではの心の動きが静かに流れていく青春映画。監督は『ぼんとリンちゃん』で高杉の演技を飛躍させた小林啓一。

  • 高杉真宙(たかすぎ・まひろ)/1996年7月4日生まれ。福岡県出身。09年、舞台「エブリ リトル シング」で役者デビュー、翌年『カルテット』で映画初主演。TV特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/鎧武」(12、13)の龍玄役で二面性のある役を演じ注目を集める。14年、主演映画『ぼんとリンちゃん』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。公開待機作に『トリガール!』(9月1日公開)、『散歩する侵略者』(9月公開)、『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』(18年公開予定)ほか多数。

Photo : Sang-Hun Lee  Styling : Masaki Kataoka(AVGVST)  Hair&Make : Sayaka Tsutsumi   Interview : Aki Takayama

  • ファッション問い合わせ先/イヴ・サンローラン 0570-016655 http://www.ysl.com/

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