インタビュー 2016/3/14(月)
『リリーのすべて』で2年連続アカデミー賞ノミネート

エディ・レッドメイン:パートナーと2人で掴んだキャリア、そしてオスカー

『リリーのすべて』で人類史上初、性別適合手術を受けた人物を演じ、オスカー主演男優賞に2年連続ノミネートを果たしたエディ・レッドメインが来日。彼のキャリアがここまで育った秘訣とは?

―――奥様もある意味、あなたの人生において最大の共演者だと思うのですが、輝かせるために日々努力していることは?
 
ワゥ。そうだね……。彼女とは14、5歳のときから付き合いがあるんだ。僕も彼女もお互いの隅々まで知っているんだ。役者という仕事は、多忙なもの。とくに映像の制作中になってしまうとすべての時間を費やしてしまうということを、いつも忘れないでおくことにしている。ある意味、彼女の人生すら僕のために懸けているといってもいいくらいだよ(※注1)。だから、どの映画をやればいいのか選ぶときに、必ず一緒に脚本を読み、必ず2人で決めることにしている。幸い彼女とはとても趣味があって、(彼女がつくってくれる作品)リストはいつもいいものだからね。
 
―――「エル」の読者には、奥様と同じく働きながらパートナーと過ごしている人が多いです。男性はどうすることによってそんな女性たちを幸せにすることができるでしょう? あなたのティップスをひとつだけ教えてください。
 
オゥ、ガッシュ! ……スパゲッティ・ボロネーゼをつくることかな! それもすごくおいしいやつをね! 僕、つくるのすごく上手なんだよ! 妻が機嫌が悪くなったときは、必ずスパゲッティ・ボロネーゼを出しだすことにしている。
 
―――どこで作り方を教わったのですか?
 
ロンドンではボローマーケット(フードマーケットで有名)の近くに住んでいて、クリスマスのときに福引で料理レッスンのコースが当たったんだ。そこで、スパゲッティ・ボロネーゼの作り方を教わったよ。
 
―――あと少しで、お子さんが生まれるようですね。プレゼントを持ってきました(日本の習字セットをプレゼント)。
 
グレイト! 開けてもいい? きれいに包んでるからきれいに開けないと……。ワオ! これ日本の筆だね。オーマイゴッド、なんてワンダフルなんだ。ファンタスティックだよ。これは……わかった、インクだね。
 
―――劇中では筆がたくさんでてきましたよね。日本では赤ちゃんが生まれたときに、付ける名前を筆で書く習慣があるので。あと、これはお子さんが生まれたあとにどうぞ。
 
これも空けていい? (丁寧にあける)。(爆笑)すごい!
 
―――でんでん太鼓です。
 
サティスファイング。一日中鳴らしてていても大丈夫だね。ワンダフル。ありがとう。
 
注1:妻、ハンナ・バグショーは長年エディのパブリシストを務めてきた
 
 
【インタビュー後記】
前日に野外ロケが入っていたらしく、とても疲れた様子だったエディ。でも、対面した途端にそんなことをおくびにも出さず丁寧に、朗らかに対応。こちら側のおしつけがましいプレゼントも全力で喜びを表現したりすることころはさすが英国紳士。インタビューの回答も丁寧で流麗な語り口。でも、妻の話になった途端に顔を真っ赤にして照れ、「妻ラブ」を体から発している姿に一同、胸キュン。愛される秘訣を知りました。 

 
  • 『リリーのすべて』
    監督/トム・フーパー
    出演/エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル
    配給/東宝東和
    公式サイト/http://lili-movie.jp/ R15+
    2016年3月18日(金)~、全国公開

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