インタビュー 2016/3/14(月)
『リリーのすべて』で2年連続アカデミー賞ノミネート

エディ・レッドメイン:パートナーと2人で掴んだキャリア、そしてオスカー

『リリーのすべて』で人類史上初、性別適合手術を受けた人物を演じ、オスカー主演男優賞に2年連続ノミネートを果たしたエディ・レッドメインが来日。彼のキャリアがここまで育った秘訣とは?

妻から、女性へと変わってゆく夫への愛の物語。エディは、“男性→移行過程→女性”という繊細な役のグラデーションを演じ分けることが課せられた。 (C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

―――相手役のアリシア・ヴィキャンデルもとても素晴らしい演技でした。そういえば、あなたが共演する女性はことごとくオスカーにノミネートや受賞を果たしていますよね。フェリシティ・ジョーンズ(『博士と彼女のセオリー』)、ミッシェル・ウィリアムズ(『マリリン7日間の恋』)。言ってみればジュリアン・ムーアも。『美しすぎる母』で共演した数年後、あなたと同時にオスカーを受賞していますから……。共演女優を輝かせる秘訣でもあるのですか?
 
オゥマイゴッド。ありがとう。素晴らしかったのは、やはり親密な関係にある役を演じられたということ。尊敬する女優である彼女たちと、親密な空間で、登場人物の人数が少ないストーリーのなかで演じられたということじゃないかな。『リリー~』も『博士と~』も大半がたった2人の物語。素晴らしい女優とそんな物語で一緒になったら、自分も頑張らなければと、自然に思うよね。
 
―――相手役となる人の能力をより引き出すために気を付けていることはありますか?
 
そういうことは自然発生的なものだからね。でも、アリシアもフェリシティも、準備の仕方が僕と似ているんだ。彼女たちも事前に膨大なリサーチをする。そうすると、すでにその人物が染み込んでいるから、向き合ったときにはお互いの演技に反応するだけになる。理想でいえば、共演者とはそういう演技を常にすることでみんなを驚かせ続けたいよね。

  • 『リリーのすべて』
    監督/トム・フーパー
    出演/エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル
    配給/東宝東和
    公式サイト/http://lili-movie.jp/ R15+
    2016年3月18日(金)~、全国公開

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