防弾少年団がELLEだけに語る! BBMA受賞直前フルインタビュー
北南米ではすでに大騒ぎになっている韓国で結成された男性7人のヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)に、ビルボードミュージックアワード(BBMA)で授賞式直前に「ELLE」はロングインタビューを敢行。そこで韓国人アーティストとして初めて、トップソーシャルアーティスト賞(一般投票賞)に約5億票を獲得し受賞した彼ら。しかも名門デフジャムレコードからシングルをリリースし、ジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデという強敵達を抑えての快挙をなしとげ、日本でも再始動したばかりのBTSが語るこれからの夢は見逃せない!
―――アメリカのマスコミでは爆発的な大ブレイク秒読み段階にあると言われています。このように言われることはどう思いますか?
ラップモンスター:
Twitterの絵文字からビルボードミュージックアワードまで、本当にたくさんの奇跡が起きたと思う。でも同時に僕たちはまだ始まったばかりだし、BTSとしてこれから成し遂げられる素晴らしいことがたくさんある。これから何が起きるのか、楽しみです。
ジェイホープ:
BTSにとってとても名誉なこと。でもまだ始まったばかり。僕たちはこれからもっと先まで、もっと高いところまで行きたいと思っているし、行くと思っている。世界中のファンの応援があるからできるんですけどね。
ジュングク:
時々、信じられないと思うことがある。運が良かったということもあるのかもしれません。でも僕たちはベストを尽くしてきたし、何があろうと努力し続けてきた。ファンも僕たちをとても応援してくれるし、愛してくれている。ここからさらに上を目指したい。
―――BBMAのトップソーシャルアーティスト賞を受賞することはどういう意味を持っていますか?
ラップモンスター:
BTSにとって素晴らしいこととしか言えません。まず最高のアーティストたちがひとつの場所に集まるBBMAに招待されたことが素晴らしい。もし僕たちがトップソーシャルアーティスト賞を受賞するとしたら、世界中にいる僕たちのファン、A.R.M.Yがいてくれたから。彼らに経緯と感謝を捧げたい。
―――アメリカの音楽シーンにどのような影響を与えたいですか?
シュガ:
韓国語で歌ったシングルでビルボードホット100に入りたいです。
ジミン:
最高の音楽とコンテンツを作り、BTSをKポップのロールモデルにしたい。そうすることで、アメリカの音楽シーンにもいい影響を与えることができると思うから。
―――グループ結成の裏話を話してくれますか? ひとりひとりが素晴らしい作詞家であり、シンガーであり、ダンサーですが、どうやってこれらのスキルを磨いたのでしょう? 音楽が天職だと気がついた経緯を教えてください。
ラップモンスター:
中学生の頃、ラップを書くのが好きでした。勉強も好きだったけれど、歌詞を書いてラップもできるラッパーにどうにかしてなりたいと思って。
シュガ:
子どもの頃から、ライムを作ったり詩を書いたりするのが習慣になっていたんだ。心に浮かんで消える、ちょっとした気持ちや考えを元に書いていた。1年くらい経ったら、それをシャッフル。そうするとときどき、歌にぴったりのいい歌詞が出来上がるんですよ。
ジェイホープ:
小さい頃の僕はただ単に音楽が大好きで、体を使って自分を表現することを楽しんでいた。小学校で開催されたタレント発掘イベントのステージに立ったとき、僕のことをみんな気に入ってくれた。そのとき、アーティストになろうと決めました。
Photo: GETTY IMAGES, COURTESY OF BTS Translation : Yoko Nagasaka