心得其の3
エチケットとしてボディメンテを習慣化
ムダ毛処理や下着は、習慣としていつでも人に見せられる程度は整えておけば本当はしたいのに夜のお誘いを断るなんてことを回避できるのと、すっぴんがあまりにギャップのある人は眉毛やアイラインのアートメイクなどをしておくと、一緒に寝ることをためらうことは減るでしょう。化粧品やコンタクトレンズ、ストッキングなどの予備を持ち歩くこともいいかもしれません。準備万端でいることは別に“がっついている”ような恥ずかしいことではなく、お互い気持ちよくセックスするための“エチケット”と考えればいいのです。
Text : Suzumi Suzuki Photo : Getty
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)など。Twitter:@Suzumixxx