エルビス・プレスリーは1977年、グレースランドにて心臓発作が原因で死亡した、と公式に結論づけられているにもかかわらず、ファンや信者は未だに、自分達がロックンロールの王が歩いているのを見たと主張し続けている。数々のフェイスブックのグループや、出版、映画などを牽引するのはカナダを拠点にする「Elivis Sighting Society（＝エルビス目撃情報組織）」で、彼らは警察や検視官の報告書などは「取るに足らない」と一蹴。午前2時に「ティムホートンズ」（カナダのドーナツチェーン）でエルビスを見た、という話や、ジョン・バロウズ、あるいはジミー・エリスとして、自分の人生を生きる為に自分の死を装った、という説などなどさまざまな情報が寄せられている。1990年には、『ホーム・アローン』の空港のシーンで、背景にエルビスを発見したとファンらが主張。しかし、監督のクリス・コロンブスはすぐさまこの噂を否定した。エルビスはこの間ずっとグレースランドにいる、と信じる人もいる。この庭をうろうろしているのは彼？　それとも、2017年1月にグレースランドで行われた毎年恒例の誕生日追悼イベントでファンと一緒に立っているヒゲの男性が彼？