特集 2017/3/17(金)
早耳調査隊がゆく

アニメ『美女と野獣』公開4日後に亡くなった作詞家が作品に込めた“遺言”

2017年3月17日(金)の全米公開が待たれる実写版『美女と野獣』。でも、今回の作品の元になったアカデミー賞作品にして歴史的アニメーション、1991年公開の『美女と野獣』を生み出した製作総指揮兼作詞家、ハワード・アッシュマンの名前を知る人はそれほど多くない。公開後4日でこの世をさった悲劇のクリエーターが、この作品に込めた“遺言”を知っていますか?

(写真左) ハワード・アッシュマン(Howard Ashman)

Photo : Aflo

エマ・ワトソンをベルに起用し、初のゲイキャラクターも登場する実写版『美女と野獣』。1991年、ジャン・コクトーによる実写版から46年の時を経て長編アニメーションとしてディズニーが満を持して発表した『美女と野獣』はアカデミー賞史上初のアニメーション映画の作品賞ノミネート他多数の快挙を成し遂げた。
 
ヒロインのベルに読書家で活動的な一面を持たせたためにフェミニストのエマ・ワトソンをも納得させるほどディズニー映画の中でも特にフェミニズム的な作品として受け止められているこの作品。実は1991年のアニメバージョンには、原作のおとぎ話のように「人を見かけで判断してはいけないよ」という説諭的メッセージだけではなく、もっと深い暗喩がそこには込められていた。

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Text : Ryoko Tsukada

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