セクハラ告発で自身の会社から解雇
2017年10月5日(現地時間)に米『ニューヨーク・タイムズ』紙が掲載した記事によると、同紙はミラマックス時代とワインスタイン・カンパニー時代に起きたセクハラ事件やセクハラに値するメールのやり取りなどを徹底的に調べたという。それに対し、ワインスタインは次のような声明を公開した。「何年か前からもっといい人間になりたいと思うようになりました。その影響で周囲のスタッフとの関わり方も変わったと思います」「過去の態度で多くの同僚を傷つけてしまったことは大変申し訳ないと思っています」とコメントし、しばらくはセラピーを受けることも明らかにした。でもその一方で米『ニューヨーク・タイムズ』紙に対して抗議する声明も発表していて、彼の弁護士チャールズ・ハーダーによると「ハーヴェイ・ワインスタインに関する記事のほとんどが嘘で、非常に中傷的なもの」なのだとか。さらにもう一人の弁護士リサ・ブルームも「彼はほどんどの告発が嘘であると言っています」と発表。しかしワインスタインを弁護する気がなくなったのか、リサは週末には辞任したと言われている。他の被害者からの声もあがっているようだし、解決にはまだまだ時間がかかりそう。女性の人権があらためて叫ばれるいま、ついに暴かれるハリウッドの地雷。ワインスタインの罪は、きわめて重い。
Translation: Reiko Kuwabara From Esquire