2018年ピューリッツァー賞をよく知るためのおさらいニュース30
アメリカ・コロンビア大学がジャーナリズムを表彰するピュリツァー賞。今年の最高賞受賞者はセクハラを徹底的に調査・糾弾し、#MeToo ムーブベントを巻き起こすきっかけをつくった「ニューヨーク・タイムズ」紙と、『ニューヨーカー』誌受賞。権力者のセクハラがいつの間にか「男性のいたずら」くらいに片づけるような風潮に傾いている今、改めてピューリッツァー賞受賞者たちの運動を振り返りたい。
ハーヴェイ・ワインスタインをついに追い詰めたローナン・ファローと「ニューヨークタイムズ」
社会に貢献したあらゆる名ディアのなかから選出され、“最高賞”とも呼ばれる「公益賞(Public Service)」を受賞したのは2つのメディア。父の性的虐待をはじめ事件を最初から調査したローナン・ファロー。彼の記事を掲載した『ニューヨーカー』誌と、その後もパワーハラスメントやセクハラ記事を丁寧に追い続けている「ニューヨークタイムズ」が伝えたこと。
「音楽部門」ケンドリック・ラマーの快挙
ラッパーとして史上初のピューリッツァー賞「音楽部門」受賞者となったケンドリック・ラマーをあらためて復習。
「国内報道」賞受賞。トランプ大統領を徹底調査する「ワシントンポスト」と「ニューヨークタイムズ」が伝えたこと
2016年の大統領選にまつわるロシア疑惑を追い続ける2誌が「国内報道(National Reporting)」部門でピューリッツァー賞に輝いた。
ピューリッツァー賞受賞者をテーマにした映画たち
ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリズムや作品は、映画化されること多数。なかでも現在公開中の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』で描かれた「ワシントン・ポスト」は、今年も「調査報道」部門で受賞!
#MeToo は終わらない
ローナン・ファローと「ニュヨークタイムズ」の報道が、告発したくてもできなかった女性たちだけでなく男性を勇気づける結果に。