特集
2015/11/06(金)
ELLE CINEMA AWARDS 2015

エル・エディターが振り返り! 2015年のシネマ座談会

いよいよ今年からスタートする「ELLEシネマ大賞2015」。読者投票で1年のベスト映画を決めるこのアワードに先駆けて、エルのカルチャー担当エディターが2015年の映画を振り返る座談会を実施。今年の映画界のトレンドや話題作、私的ベストなどをとことん語ります!

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『博士と彼女のセオリー』(写真上)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(写真下) (c)UNIVERSAL PICTURES (C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

英国俳優が大躍進!

M:オスカーの主演男優賞はエディ・レッドメインが獲りましたけど、『博士と彼女のセオリー』、いい映画でしたね。泣けました。
 
N:感動作なんだけど、けっこうエグい話でもあって。
 
Ke:奥さんとあの間男の関係もどうなのっていう。
 
N:エディ・レッドメインしかり、今年は英国俳優の活躍がすごかったですね。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチもオスカーにノミネートされましたし。個人的には、英国ベスト俳優はトム・ハーディ! 今年は出演作が3本あったんですよね。『マッドマックス~』では寡黙な主人公が女たちにときおり見せる優しさに、心臓を撃ち抜かれました(笑)。もちろん、血沸き肉躍る感じの映画も最高。
 
M:シャーリーズ・セロンをサポートするんですよね。助けてあげるという押しつけがましさもなく、恋愛関係でもなく、とにかく強いふたりがただ戦っている、というのがすごくよかったです。
 
Ka:久しぶりにすごいパワーのある映画でしたね。目黒シネマの“雷音上映”も観に行きました(笑)。
 
M:私は2Dでも十分でした。もう映画の枠を超えて、アトラクション感がすごい! まさに体感、という感じ。
 
Ka:『マッドマックス~』はやっぱりシャーリーズの美しさと存在感に尽きますね。ロージー・ハンティントン・ホワイトリーも出てますけど、シャーリーズには及ばない。運転しながらサイドミラーを見る目とかも、強いんだけど哀しそうで。
 
Ke:目力がすごいんですよね。ロージーの話が出たのでモデルつながりでいうと、今年はカーラ・デルヴィーニュが女優として本格的に出てきましたね。
 
S:カーラが出演してる『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は全然子ども向けじゃなくて、大人が楽しめるファンタジーでしたよ。
 
Ke:日本にはまだ上陸してませんけど、『Suicide Squad(原題)』の予告編を観て、うまいなぁと。
 
Ka:『Paper Towns(原題)』では高校生を演じてるんですよね。存在感もあるし、モデル出身という意味ではロージーより一歩リードしてますね。

  • エディターN:フィーチャー・ディレクター。長年、映画を担当。今年は『マッドマックス~』『野火』『セッション』に痺れ、『サンドラの週末』『バードマン~』『Mommy/マミー』に酔い、『裁かれるは善人のみ』『アンジェリカの微笑み』に陶酔! あと『バクマン。』はラッコ11号のスピンオフを希望(笑)♪
     
    エディターKa:カルチャー担当。今年のベスト映画は『サンドラの週末』『フレンチアルプスで起きたこと』『岸辺の旅』。ベスト海外ドラマは「アフェア 情事の行方」。すべて女性の内なる強さと、夫婦の関係性を描いていて心が痛キモ! 私は未婚ですが(笑)。
     
    エディターKe:ファッション&カルチャー担当。今年のベスト映画は『Ex Machina(原題)』。でも、おそらく11月全米公開の『The Danish Girl(原題)』が個人的ベストを塗り替えるだろうと推測。ふたつともアリシア・ヴィキャンデルが主演で、現在彼女のにわかファン。 
     
    エディターS:“it”ボーイ&ガールの発掘に余念のないカルチャー担当。今年、いちばんキュンキュンしたのは『きっと、星のせいじゃない。』のアンセル・エルゴート。
     
    エディターM:カルチャー担当。今年のベスト映画は『セッション』と『マッドマックス~』。スクリーンから伝わる血と汗、熱気と狂気にアドレナリンMAX! 

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