ドラマの主人公は、数学の天才キャサリン、リーダー格のドロシー（アカデミー賞助演女優賞候補になったオクタヴィア・スペンサー）、技術者希望のメアリーの3人。厳しい黒人、女性差別にさらされながら、互いに支え合う彼女たち。そして家族や、ケビン・コスナーやキルスティン・ダンストが演じる白人上司とのドラマも見応えたっぷりだ。コツコツとハイヒールの音を響かせて、幾重もの障害を打ち破ったパイオニア女性の奮闘記は、ソウルフルなサウンドやカラフルな’60sファッションに彩られ、ドラマとエンタメのバランスも絶妙！

実際のモデルとなったNASAのパイオニアたち
キャサリン・ジョンソン（タラジ・Ｐ・ヘンソン）／写真左
数学の天才的な才能で宇宙軌道の計算を手がけ、マーキュリー、アポロ両計画を成功に導いた。
ドロシー・ボーン（オクタビヴィア・スペンサー）／写真中央
電子計算を専門とし、アフリカ系アメリカ人としてNASAで初めてのスーパーバイザーになる。　
メアリー・ジャクソン（ジャネール・モネイ）／写真右
アフリカ系アメリカ人としてNASAで最初の航空宇宙科学エンジニアとして活躍。