【日本映画編】エルが厳選! 今年見るべき映画リスト100
発売中のエル・ジャポン4月号より、賞レースを騒がせた話題の新作から同テーマの過去の名作まで 、今年見るべき映画をジャンル別に厳選してお届け。第10弾のラストは、希望と期待を胸に見たい、新たな価値観に出会える日本映画をピックアップ。
幸せのカタチはひとつじゃない!
『彼らが本気で編むときは、』
母親に育児放棄された少女トモが叔父(桐谷健太)の家に身を寄せると、そこには叔父の恋人でトランスジェンダーのリンコ(生田斗真)がいた。戸惑いながら、母がくれなかった安らぎを与えてくれるリンコに次第に心を開いていくトモ。彼女は傷ついた心を抱えながらも、澄んだ瞳で人の苦悩や真の人間性を見つめ始める。『かもめ食堂』の荻上直子が脱・癒やし系、第2章の始まりを高らかに宣言! 見て見ぬふりの日本社会の違和感を炙り出しながら、観る者の心に灯りをともす。
Photo: c2017 本田プロモーションBAUS, c2017「美しい星」製作委員会, c2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会, c2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/ KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE , csakuko film partners, cKADOKAWA 1961
Text: REIKO KUBO
-
『エル・ジャポン』4月号をチェック!
4月号では、賞レースを騒がせた話題の新作から同テーマの過去の名作まで、今年見るべき映画100や、おしゃれ好きなら必見の過去作まで、ファッショナブルな映画を大特集。春の着まわし31Daysから焼く派の美白プロジェクトまで、春夏シーズンを先取り。また、エル・ファニングがカバーのトラベル版も発売中!