【日本映画編】エルが厳選! 今年見るべき映画リスト100
発売中のエル・ジャポン4月号より、賞レースを騒がせた話題の新作から同テーマの過去の名作まで 、今年見るべき映画をジャンル別に厳選してお届け。第10弾のラストは、希望と期待を胸に見たい、新たな価値観に出会える日本映画をピックアップ。
同時に観たい旧作DVD
『ほとりの朔子』(2013年)
大学受験に失敗し、伯母の家で現実逃避する朔子(二階堂ふみ)。些末な人間関係を静観しつつ、人の本質を掴みかける聡明なヒロインの夏の日々を描く、『淵に立つ』の深田晃司監督作。
『女は二度生まれる』(1961年)
男から男へと渡り歩いてきた気のいい芸者・小えん(若尾文子)が、信州の自然の中で忽然と我に返る。山の駅にぽつんと座る若尾のラストカットが尾を引く、名匠・川島雄三の傑作女性映画。
『この国の空』(2015年)
終戦間近、恋も知らずに死んでいくことを嘆く19歳の里子(二階堂ふみ)が隣家の男(長谷川博己)を通して“女”に目覚める。情事の最中、醒めた思考で戦後を見据える里子の瞳!
Photo: c2017 本田プロモーションBAUS, c2017「美しい星」製作委員会, c2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会, c2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/ KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE , csakuko film partners, cKADOKAWA 1961
Text: REIKO KUBO
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『エル・ジャポン』4月号をチェック!
4月号では、賞レースを騒がせた話題の新作から同テーマの過去の名作まで、今年見るべき映画100や、おしゃれ好きなら必見の過去作まで、ファッショナブルな映画を大特集。春の着まわし31Daysから焼く派の美白プロジェクトまで、春夏シーズンを先取り。また、エル・ファニングがカバーのトラベル版も発売中!