【1990年代編】永久保存版!伝説の女優クロニクル
2017/07/20(木)
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'69年生まれ。『ゴダールの探偵』('85)、『汚れた血』('86)などに出演し、天使のような美少女としてフランス映画界で将来を嘱望されるも、'90年代初頭にアメリカに拠点を移す。ニューヨーク大学で映画製作を学び、女優兼フィルムメーカーとしても活躍。『スカイラブ』('11)などの佳作を発表した。

フランスから世界に飛び立った脚本・監督も手がける才女

ジュリー・デルピー

フットワーク軽く国際的に仕事をする女優たちも時代の変化を反映している。'80年代にレオス・カラックスやゴダールの作品で鮮烈な印象を残したジュリー・デルピーはアメリカに拠点を移し、リチャード・リンクレイター監督の『ビフォア・サンライズ』 ('95年)に出演。ポーランドのクシシュトフ・キェシロフスキ監督『トリコロール/白の愛』 ('94年)も忘れがたい。

  • 『ビフォア・サンライズ』('95)
    公開時のタイトルは『恋人までの距離(ディスタンス)』。長距離列車で偶然に出会ったふたりの一晩だけの淡いロマンス。その後、続編『ビフォア・サンセット』('04年)、『ビフォア・ミッドナイト』('13年)が製作される長寿シリーズに。

文・選: 野中モモ(ライター、翻訳家)
Photo: AFLO、GETTY IMAGES

  • 野中モモ
    ライター、翻訳家。音楽、映画、メディア史などの分野を手がける。著書『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』。訳書に『バッド・フェミニスト』(ロクサーヌ・ゲイ著)、『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』ほか。自主制作出版物オンラインショップ「Lilmag」の店主を務める。

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