【1950年代編】永久保存版!伝説の女優クロニクル
2017/07/14(金)
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'32年ロンドン生まれだが、幼い頃からハリウッド映画に。16歳の頃の美少女ぶりは『若草物語』('49年)のエイミー役で見られる。美女の代表として世界的に有名になったが、演技に対しても意欲的だった。8度にわたる結婚でゴシップ女王でもあった。'11年、79歳で没。

匂い立つ美貌で長らくハリウッドに君臨

エリザベス・テイラー

'50年代から'60年代にかけて、エリザベス・テイラーと言ったら美人の代名詞のようだった。何しろクレオパトラ役を演じたほどだから('63年) 。生来の美貌は『若草物語』 ('49年)での美少女ぶりで確認できる。中年以降は肥満との闘いだったが。

  • 『雨の朝巴里に死す』('54)
    終戦の日、パリで劇的に出会って恋に落ちた従軍記者のチャールズ(ヴァン・ジョンソン)とヘレン(テイラー)。子どもにも恵まれるが、ふたりの生活はすれ違っていく。情熱的で奔放なヘレンが、テイラー本人に重なる。

文・選:中野 翠(コラムニスト)
Photo: AFLO、GETTY IMAGES

  • 中野 翠
    コラムニスト、エッセイスト。『サンデー毎日』に1985年から続く人気コラムをもつほか、映画評論では『週刊文春』のシネマチャートでもおなじみ。近著に、学生運動まっさかりの'60年代の青春を回想した『あのころ、早稲田で』(文藝春秋刊)がある。

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