撮っていて疲れるスケーター
「疲れます!撮っていて本当に疲れるスケーター」そう言って笑う田中さんの本意は「闘っているように撮っているから」。「表情を見てから撮るのでは間に合わない。気持ちがのっていないと連写をしていてもダメなんです。だから、自分も心を整えて挑むようにシャッターを切っています。闘わないと納得の1枚が撮れないスケーターです。(他にはたとえば)ステファン・ランビエールともいまだに闘ってますね」。
Interview&Text: Hiromi Nakatani
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田中宣明(たなかのぶあき):大学卒業後より写真を学び、スポーツフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。フィギュアスケートではイベントなどでオフィシャルカメラマンを務めるなど、国内外のスケーターたちからの信頼も厚い。とくに羽生選手はノービス時代から撮り続けており、他では見せない表情、特別な一瞬を切り取った写真にファンも多い。『羽生結弦SEASON PHOTO BOOK 2016-2017』が発売中。国際スポーツプレス協会会員。
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