特集 2017/7/31(月)

5分でアンディ・ウォーホルが語れる5つのスキャンダル

ポップアート界のアイコンとも言えるアンディ・ウォーホルの生涯を紹介するには、1日では語り尽くせない。けれどこれを読めば5分で知った気になれる! “サラワカ”こと若柳サラさんがウォーホルについて知っておくべき5つのスキャンダラスなポイントを解説。(注:ただし読了時間には個人差があります)

スキャンダルその2:アトリエはなんでもアリなセックス&ドラッグ天国
 
1964年には、彼の「ファクトリー」という名のアトリエ兼サロンが出来上がり、頻繁にパーティなどを開いてアートについて議論をすることもあれば、セックスやドラッグが溢れる華やかな無法地帯にもなった。この小さな空間のなかには上流階級と下流階級が関係なく入り混じり、多くの有名ミュージシャンやセレブだけではなく、トランスジェンダーからドラッグディーラーまでありとあらゆる人々が集まる独特の空間だった。内装は、銀色のヘリウム風船やアルミホイル、エレベーター内までも全てシルバーで整えられていたことから、「ザ・シルバーファクトリー」(第1期)とも呼ばれた。

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Text: Wakapedia

  • 若柳サラ/ エディター、クリエイター。ミラノ生まれ、ミラノ育ち。ミラノ大学 Comunication in arts marketing学科卒。パリ第三大学ソルボンヌ・ヌーベルMédiation Culturelle de l'Art修了。日伊英仏の国際的クリエイターが共同で発信する、アート&ファッションメディア「Wakapedia」主宰。『ロフィシエル イタリア』のコントリビューティング・エディターやプラダ財団公式日本語ガイドも務める。パオロ・ソレンティーノ監督に請われてアカデミー外国語賞受賞作『グレート・ビューティー/追憶のローマ』にカメオ出演もするなど現地では“サラワカ”としてマルチな才能を発揮している。

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