廣瀬 麻美/「ビームス レコーズ」ショップマネージャー、バイヤー
Q. プレイリストのタイトルとテーマは?
「Ethnic×Americana」
夏は装いにエスニックな要素を取り入れたくなりますが、音楽も然り。ブラジル、ペルー、チリといったラテンアメリカの現行アーティストの楽曲から、地続きで北アメリカのロック、ブルースやフォークに辿りつくイメージで選曲。プレイリストの締めはLAのシャトー マーモントの一室で録音したというチリー・ゴンザレスの静かなピアノで。熱を帯びたアッパーな音楽というよりも、清涼感のあるパーカッションや、乾いた風土を思い起こさせる素朴なギターの音色を真夏に聴くのが好きです。
Q. 夏になると必ずリピートしてしまう定番ソングは?
ホルガー・シューカイ/“クール・イン・ザ・プール”
クラウトロックの伝説的グループ「カン」のベーシスト、ホルガー・シューカイによる一曲は、炎天下の日に頭をよぎること多し。テープ・コラージュを駆使したファンク×ポップなサウンドに、脱力系のボーカルが何とも涼やかな印象。文字通りプールに行きたくなる!
Q. 夏バテ気味なときに聴きたい MY ヒーリングソングは?
ライ・クーダー&V・M・バット/“ア・ミーティング・バイ・ザ・リバー”
ライ・クーダーがインドのスライドギターの名手V・M・バットと発表した93年制作のアルバムからの一曲。2人が奏でる弦の調べに躍動感あるタブラが見事に絡み合い、穏やかな大河の様に雄大なサウンドスケープを聴かせてくれます。
Q. 今夏注目しているアーティストは?
フローティング・ポインツ
6月末にリリースされるフローティング・ポインツの新作はこの夏ヘビープレイ必至です。先行で公開されているアメリカ南西部の砂漠を舞台にしたパフォーマンス映像からは、演奏の熱感がダイレクトに伝わってきます。バンドセットでの再来日を渇望!
-
「ビームス レコーズ」では、夏にかけて多彩なワールドミュージックを展開中。南米やカリブ海沿岸諸国、アフリカ等、様々な国の音楽のなかからお気に入りの一枚を探しに、ぜひご来店ください。http://www.beams.co.jp/beamsrecords/