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2Fのエントランスを抜けると左奥にはキッチン、通りに面した窓側にはミーティング用のテーブルとチェアが並び、オフィスというよりもカフェさながらの雰囲気。

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“機能としてのカフェ”を体現したオフィス

原宿・キャットストリート沿いに本社を構える「カフェ・カンパニー」。ヒト・モノ・コトの“つながり”をコンセプトに、全国で28店舗を展開する「ワイアードカフェ」や、食にまつわるブックストア「COOK COOP BOOK」など、現在は約30ブランドの店舗を擁している。人々が集うコミュニティの場としてのカフェ文化を牽引してきた「カフェ・カンパニー」が、現在のオフィスに引っ越してきたのは2012年4月。入社8年目の社員、広報の加藤菜緒さんにオフィス内を案内していただいた。
 
―新オフィスをこの立地に決めた理由を教えてください。
「渋谷で生まれ育った会社だけに、以前のオフィスも渋谷でした。スタッフの人数が増えてきたこともあり、お引越しをすることに。このビルがちょうど建て替わるタイミングでの入居だったので、いろいろ私たちらしくデザインをさせてもらいました」
 
―オフィスのインテリアは大きく変わりましたか?
「以前はワンフロア―で部署ごとにデスクが並んでいるスタイルでしたが、移転してからは2フロアになり、フロアの移動用に滑り台があったりと、かなり遊び心のあるオフィスになりましたね。以前は別の建物内にあったテストキッチンもオフィス内に設置されたので、キッチンのあるなしで雰囲気はずいぶん変わりました」
 
―まるでカフェのような雰囲気ですよね。
「キャットストリートという場所柄、実際にカフェだと間違えてお客様が入ってきてしまうことも1日に10回ぐらいあるんです。1F入口のベンチで誰かが休んでいることもありますが、『ここはオフィスなので……』と言いつつ、会話を楽しんでしまうこともあります」
 
―インテリアで特にこだわっている部分はありますか?
「オフィスも店舗も、設計はほぼインハウスのデザイナーが手掛けています。表面的に“カフェっぽい”インテリアってたくさんあると思うんですけど、私たちの会社は、みんなが集まりやすい、垣根がなくてオープン、という“機能としてのカフェ”を体現したオフィスなんです。それがこの会社での働き方にもつながっていると思います」

「【Vol.2 カフェ・カンパニー】おしゃれなオフィスを覗き見! クリエイターの仕事場」トップへ

photo : Yusuke Miyake(FLEX)

  • カフェ・カンパニー/2001年設立。同年、カフェ、デリ、バーラウンジからなる複合店「SUS」を渋谷駅高架下にオープン。その後「Planet3rd」「WIRED CAFE」「A971」を次々とオープンしカフェブームを牽引。カフェ以外にもブックショップ「COOK COOP BOOK」や、2012年には南青山にオープンエアのコミュニティ型商業空間「246COMMON」をオープンさせ話題に。飲食店事業のほか、店舗設計やデザイン、プロモーション事業等も手掛ける。
    http://www.cafecompany.co.jp/

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