海外セレブゴシップ 2018/1/5(金)

リース・ウィザースプーンやナタリー・ポートマン、セクハラと闘うためのイニシアチブ「Time’s Up」をスタート!

昨年、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為の告発をきっかけに勃発した、セクハラや性犯罪の撲滅運動。ハリウッドの女性たちが中心になり、ある運動を立ち上げた。

リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)、エマ・ストーン(Emma Stone)、ナタリー・ポートマン(Natalie Portman) photo : Getty Images

1月1日(月)、新聞「ニューヨークタイムズ」に掲載された「Time’s Up(もう終わり)」の全面広告。これは「すべての女性のための変革を求め団結した、エンターテイメント業界の女性たちの呼びかけ」によるイニシアチブ。ハリウッドだけでなくアメリカ全土の職場環境におけるセクハラと闘うのがその目的だという。立ち上げたのはナタリー・ポートマン、リース・ウィザースプーン、ケリー・ワシントン、エヴァ・ロンゴリア、アメリカ・フェレーラ、エマ・ストーン、クリエイターのションダ・ライムズなど300人以上の女優や脚本家、監督たち。

 

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courtesy of Time’s Up via Instagram

全面広告ではワーキングクラスの女性たちを支援していくと宣言。「声をあげること、職階を上がること、ただ単に意見に耳を傾けてもらい、男性有利な職場環境の中で認めてもらうこと、そのために女性が格闘しなくてはいけない状況を終わらせなくてはならない。男性だけによる頑強な支配はもう終わらせる(Time’s Up)ときである」「あらゆる職場において力を持つ女性が少ないことによって、男女の不平等やセクハラが生まれるという構造的な問題がある」と公開書簡の中で呼びかけている。

またインスタグラムのアカウントも開設。「沈黙はもう終わり。待っているのはもう終わり。差別、ハラスメント、暴行を容認するのはもう終わり」とメッセージをアップしている。

 

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courtesy of Time’s Up via Instagram

このイニシアチブでは寄付によって集まった1300万ドル(14.6億円)をもとに女性たちがセクハラを告発できるように支援、裁判をする経済力のない人たちも性的に不適切な行動に立ち向かえる環境を作り、セクハラ行為を容認する企業への罰則を法制化するために活動していくという。またエンタメ界の女性たちには、現地時間1月7日(日)に行われるゴールデングローブ賞の授賞式でもセクハラ撲滅に関するメッセージを発信し、黒いドレスを着ることでこの問題に注目を集めようと呼びかけている。またすでにアメリカ・フェレーラやジェシカ・チャステインなど、多くの女性セレブたちがSNSでサポートを表明、活動を広めようと動き始めている。

 

courtesy of America Ferrera via Instagram

 

courtesy of Jessica Chastain via Instagram

ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ告発以来、多くの女優や映画関係者が改革の必要性を訴えていた。それを具体的な形にし、早速動き始めるのはハリウッドの実力であり底力と言えそう。これからどういう活動を展開していくのか、これが世界にどう波及していくのか、注目していきたい。

text: Yoko Nagasaka

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