ケイト・ベッキンセイルは先週、インスタグラムで声明を発表。ハーヴェイ・ワインスタインに会った17歳のときのことを告白している。ホテルに呼ばれたという彼女は「会議室で会うのだと思っていました。私がホテルに着くと、レセプションが彼の部屋に行くように言いました。ワインスタインはバスローブ姿でドアを開けました。私は信じられないほど無知で若く、この年上で魅力のない男性が、私が彼に対して性的関心を抱くように期待しているとは思いもよりませんでした」。ワインスタインは未成年だった彼女に酒を勧めたという。ケイトは明日学校があるから、と言って拒否したと明かしている。

数年後、ケイトはワインスタインに再会。なんとワインスタインは、最初に会ったとき自分は何か彼女にしようとしたかを確認したという。「私にセクハラをしているのかしていないのか、彼が覚えていないことに気がつきました」。

あまりにも多くの女優たちの告白に揺れているハリウッド。エマ・トンプソンはこの事件を教訓にするべきだと語っている。イギリスのテレビ番組「ニュースナイト」に出演したエマは「これらの事件については知らなかったけれど、驚かなかった」「異常なのは、この男性が注目するべき氷山の一角であること。彼はハラスメントと軽視、いじめと妨害のシステムのトップにいるのです」とコメント、この問題が根深いことを指摘した。

さらに「私たちのシステムの中には女性の数が足りない。特にハリウッド、特に力を持つポジションにいる女性が足りていません。すべてのバランスをとることができる立場であるシステムのトップに女性たちが充分な数いないのです」「私たちは力を持つポジションに女性を増やさなくてはいけません。ハリウッドは変われるし、変わらなくてはならない」と指摘している。

今回の事件をきっかけに、現状の改革を訴えるセレブも多い。その声がどういう変化を生むのか、今後の動きを見守りたい。