セレブコラム 2013/8/9(金)
立田敦子のセレブBUZZ/『最愛の大地』『31年目の夫婦げんか』

アンジー渾身の監督デビュー作にみる“真実の愛”とは?

この夏、愛についてじっくり考えたくなる映画が続々公開。アンジェリーナ・ジョリーの長編初監督作となる『最愛の大地』は、紛争によって引き裂かれた恋人たちの運命を描くラブストーリー。もう1本は、熟年夫婦の危機をコミカルに描いた『31年目の夫婦げんか』。あなたならどちらを観に行く?

>
<

(C)2011 GK Films,LLC.All Rights Reserved

1/3

紛争に引き裂かれた恋人たちの運命

アンジェリーナ・ジョリーが10年以上に渡って慈善活動に励み、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使として活動していることはもはや世界中が知るところ。「映画製作はブラッド(・ピット)の仕事。私は、女優として撮影に入っていない時は子供たちと過ごしたり、慈善活動をして過ごしたいの」。以前は、こう語っていたアンジーを監督デビューに向かわせたのは、やはり人道的なテーマだった。
 
物語の背景は、1992年から1995年まで続いたボスニア・ヘルツェコビナ紛争だ。旧ユーゴスラビア解体の流れで、1992年3月に誕生したボスニア・ヘルツェゴビナ。ムスリム人、セルビア人、クロアチア人からなる多民族国家だが、この国の政治権力は多数派のムスリム人が握っていた。冷遇されたセルビア人はボスニア・ヘルツェゴビナからの分離・独立運動を始め、やがて武力に訴えるようになる……。

  • 『最愛の大地』
    監督・脚本/アンジェリーナ・ジョリー
    出演/ザーナ・マリアノヴィッチ、ゴラン・コスティック
    配給/彩プロ
    公式サイト/http://saiainodaichi.ayapro.ne.hp/
    2013年8月10日(土)~、新宿ピカデリー他全国ロードショー

「アンジー渾身の監督デビュー作にみる“真実の愛”とは?」トップへ

text : Atsuko Tatsuta

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へセレブコラム一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト