立田敦子のセレブBUZZ/『ブレードランナー2049』、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
SF映画黄金期の到来!? この秋はあのカルト作の続編に注目
今年の秋も話題作が続々と上陸するなかで、エルが注目するのは、カルト的人気を誇るSF超大作の続編。立田敦子さんが推す2本の最新作をチェック。
話題のSF映画で最先端の映像技術を体感すべし!
そもそも1902年にジュール・ヴェルヌの小説をジョルジュ・メリエスが映画化した『月世界旅行』や1927年のフリッツ・ラング監督の『メトロポリス』などを例にあげるまでもなく、映画が発明されたときから近未来を舞台にしたSFを自由に描くことは映画人の最大の夢なのかもしれない。100年を越える映画史のなかでも、それぞれの時代においてSF映画は文字通り、時代をつくってきた。
1977〜83年に『スター・ウォーズ』のオリジナル・トリロジーを発表したジョージ・ルーカスが、1999〜2005年に前日譚となる『スター・ウォーズ プリクエル・トリロジー』を製作したきっかけは、「映像技術の進化によって、以前はできなかたヴィジュアル表現が可能になったから」だったけれど、ここ数年、これだけたくさんのSF映画がつくられ、それも出来の素晴らしさを考えると、「思い通りのヴィジョンを映像化できる」夢の時代がきたのかな、と思う。
そんなSF映画の黄金期の訪れさえも予感させるこの秋の傑作2本をご紹介。
Text: Atsuko Tatsuta