ヘアアイロンの温度は低く設定
毛量が多い場合や急いでいる場合、ヘアアイロンを一番高温にして使っても良いと思いがち。でも、実際は高温は髪を傷めるし、スタイリングするのに効果的なわけでもないという。
「アイロンやドライヤーは温度が高いほどよくて、ブロースタイルやカールが長もちする、というのは単なる神話です。毛は180度で最も扱いやすく、それより高温にしても、加熱のしすぎで髪を痛めるだけです」と語るのは『エレクトリック・ヘアー』のスティーヴ。
一番の問題は高温によって毛の輝きや強さ、しなやかさ、扱いやすさのために重要なケラチンが髪から失われてしまうことだ。
「健康的な髪にはケラチンが豊富に含まれていますが、ケラチンは200度以上の熱で変性してしまいます。ですので、温度が180度を超えるヘアケア道具は髪のケラチンを減らしてしまいます」
translation : Naoko Ogata、text : Nathalie Lima Konishi、photo : Getty Images