Q. 間違った洗顔が乾燥を招くってホント?
すすぎが不十分だと、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなります。もちろん強い摩擦はダメですが、こすらないように意識しすぎて洗いきれていないケースも実は多いです。手でこすらずに、よく泡立てて、空気のスクラブで肌を包むようなイメージでしっかりと洗顔しましょう。洗い流すのに時間がかかる場合は洗顔料の量が多すぎるからで、なかなか泡立たなかったり汚れが落ちない場合は逆に量が少ない証拠。ここでも適量を覚えて、しっかりすすいでください。
水の温度はお湯のほうが汚れが落ちますが、45度ほどになると肌を傷めることもあるので、おすすめはしません。ただ、毎日の洗顔は自分にとって心地よい温度で、気持ちよく洗うことが大事なので、自分のやり方で洗顔を楽しんでOK。洗いすぎたとしても、後から必要な油分を補えれば細かいことは気にしなくて大丈夫です。(岡部さん)
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「これは泡立てずに使うリキッド洗顔料。美容液ベースなので、泡洗顔に抵抗のある人にも◎。
熱いお湯は肌に必要な皮脂やうるおい成分まで流してしまうので、皮膚温に近い36~37℃のぬるま湯がおすすめ。洗顔料は肌の汚れを物理的に落とすのではなく、洗顔料で優しく浮き上がらせるものと考えて」
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岡部美代治(Miyoji Okabe)
ビューティサイエンティスト。山口大学文理学部理学科生物学卒業後、(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティング等を担当し、数多くのヒット商品を手がける。 2008年4月より独立し、現在は美容コンサルタントとして活動中。商品開発や美容教育に関するアドバイスを行う他、講演、セミナー、雑誌取材なども多い。化粧品の研究経験をもとに、スキンケアを中心とした美容全般を解りやすく解説し、正しい美容情報を発信している。
http://www.beautysci.jp/弓気田みずほ(Mizuho Yugeta)
美容コーディネーター。元・伊勢丹新宿店化粧品バイヤー。在職時に百貨店初のブランドの枠を超えたカウンセリングサービス「ボーテ・コンシェルジュ」を立ち上げる。退職後独立、(株)ユジェットを設立。大手化粧品メーカーや商業施設へのコンサルティング・人材育成・講演等を手がける。美容誌や女性誌等のメディアでは、幅広い美容知識を生かした実践的な美容アドバイスを行い、正しい化粧品選びの指南役として幅広く活動中。
http://www.uget-net.com/