トマトを調理するときの5つポイント
1990年代、ロンドンにカジュアルでおいしいイタリアンを広め、今も市内で自身の名を関したレストランを展開する有名シェフ、アントニオ・カルッチョさん。実は、ジェイミー・オリバーの師匠でもあるというセレブ・シェフが、『グッド・ハウスキーピング・インスティチュート』でトマト製品の大手メーカー「チリオ」と行ったイベントで、トマトを料理にどう使うべきか、トマトを調理する時にやってはいけないことなどを教えてくれた。
1.絶対に砂糖と一緒に調理しないこと。
「トマトソースを使った料理に砂糖を加えたがる人がいますが、私はおすすめしません」と、アントニオさん。「トマトだけで理想的な熟度と酸味のバランスがとれているので、砂糖を加えると不自然な味わいになるのです」
2.生のトマトの代替品を使うことを恐れない。
「トマトの缶詰は生のトマトの最適な代替品です。火を入れるラグーやソースを作るときはもちろん、生で使うパンツァネラ(イタリアのパン入りサラダ)やパッパ・アル・ポモドーロ(トスカーナ料理のパン粥)にもおすすめ。自家製ケチャップやディップ、ブラッディー・メリー(ウォッカベースのトマトカクテル)を作るときには、パッサータ(トマトピューレ)が使えます」
3.決してトマトを焦がしてはダメ!
「トマトは焦げないと思っている人がいますが、ほかの食べ物と同じようにトマトも焦げますし、焦げると味を損なってしまいます」と、アントニオさんは忠告する。「トマトを火にかけるときは、目を離してはいけません。焦げつきを防ぐためのとてもシンプルで簡単な方法は、テフロン加工のフライパンを使うこと」
4.皮を剥くときは、この裏ワザを!
「トマトの皮をむく場合は、ボウルに入れた熱湯に数秒つけるとすぐに剥けますよ」
5.トマトを冷蔵庫に入れないこと。
「トマトは、冷やすと長持ちこそするものの、風味が台無しになってしまいます。トマトは、買ってすぐに使うのが理想的です」
original text : Vicky Chandler transtlation : Anri Imano photo : Getty Images