シャンパンの冷やし方、間違ってない?
シャンパン好きが何気なくやっている行動。シャンパンを買う→家に帰る→すぐに冷蔵庫に入れる→飲むころにはいい具合に冷えている。ところがこれ、あるワイン醸造家に言わせると、あまり感心しない方法なのだとか。実はシャンパンは冷蔵庫で冷やさない方がいい場合もある。いったいなぜ?
「シャンパン(またはスパークリングワイン)を購入してから3~4日以内にお飲みになるのでしたら、冷蔵庫で冷やしていただいてもかまいません」と教えてくれたのは、「モエ・エ・シャンドン」でワイン品質管理マネージャーを務めるマリー=クリスティーン・オスランさん。それ以上長く保管する場合は、冷蔵庫に入れない方がいいとアドバイスする。
「何週間も冷蔵庫に入れたままにしておくと、湿度が足りずにコルクが乾いてしまいます。コルクが乾くとボトルとコルクの間にすき間ができ、シャンパンの酸化が早く進み、香りが変わってしまうんです」
ちなみに、ワインの世界でいう「アロマ(香り)」は、私たちが匂いを嗅いだときに感じる微細な臭気化合物のこと。アロマと味がワインのフレーバーを決めるので、香りが変わってしまうということは、全体の印象まで変わってしまうのだ。
original text : Heather Finn translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。